魚のセシウム)測定結果を公開中です。安心な食べ方も。 #sakana #cecium #hoshano #fukushima RT @tiniasobu
2011/06/07
三重大学 生物資源学部 准教授の勝川俊雄さんの公式サイト
http://katukawa.com/
には、わかりやすいグラフも載っていて、魚の食べ方で迷っている人にはたいへん説
得力があります。お勧めです。
勝川さんは「専門:水産学(資源管理・資源解析) 使命:漁業改革」と言っていて、
ブログのタイトルの下に「長いものには、巻かれません。」と書いてあって、出過ぎ
る杭派の私としては好感度大です。以下引用です。
(前略)
海産魚をどう食べるか?(勝川私案)
1)国の暫定基準500Bq/kgを平均で超えなければよい人 → 店にあるものは、
迷わず何でも食ってよし
2)内部被曝をICRPの公衆被曝水準程度には抑えたい人 → 福島、茨城を避け
ればよし
3)保守的にECRRで行くぜ、という人 → 福島、茨城、千葉を避ければ、ドイ
ツ放射線防護協会が提言する乳児、子ども、青少年に対する安全基準(食品・飲料全
般)である4Bq/kgは達成できそう
(中略)
淡水魚は要注意!
淡水魚は広範囲で高い値が出ていますから、注意が必要です。地上に落ちたセシウ
ムは、雨に流されて、湖や川に行きます。淡水魚は海産魚よりも栄養塩をため込みや
すい性質を持っています。チェルノブイリの事故でも、海産魚よりも、淡水魚の汚染
が顕著でした。
(後略)
別の日の記事ですが、
「頭と内臓を抜くと、放射能の値が下がる」は本当か? も説得力あります。
頭、骨、内臓を取り除いて可食部のみにすると、セシウムの濃度は2割ほど上がり
ます。セシウムが筋肉に広く分布することは、過去の知見からも明らかです。セシウ
ムの密度が低い骨と内臓を取り除けば、かえってセシウムの濃度は上がるのです。イ
ンチキの測定法で、放射性物質の汚染を低く見せているということはありませんので、
ご安心ください。
セシウムに関しては、今の計測法で良いのですが、ストロンチウムは骨に集中しま
す。今後ストロンチウムを計るときには、骨ごと、丸のままで計測していただきたい
と思います。