お話します)5/25夕、原発事故と“重層する環境ガバナンス”の再建(山口県立大で) #genpatsu #kankyo #governance RT @tiniasobu
2011/04/20
環境史研究からみた原子力発電所という話をします。
大学内でのお話は無料。18時から大学のそばのもとコンビニ(ポプラ跡)である茶
話会は、飲み物とおつまみ付きで、100円以上をいただきます。
長年の疑問などを気軽に出し合える時間になるといいですね。
以下、案内文からの引用です。
2011年度第2回(通算第38回)
山口国際文化学研究会へのおさそい
「原発事故と“重層する環境ガバナンス”の再建」
教員世話人 安渓遊地 井竿富雄 進藤優子
院生世話人 申明賢 竹部徳真 武永佳奈 張亮
日時 2011年5月25日(水曜日)16時10分から17時40分
場所 山口県立大学国際文化学部棟C-12教室
(山口市宮野・県立大旧キャンパス正面本館の右手=北側の建物つきあたり右側の教
室)
主催 山口県立大学国際文化学研究科
発表者 安渓遊地(あんけい・ゆうじ) 国際文化学研究科教授
タイトル 「原発事故と“重層する環境ガバナンス”の再建――失敗の歴史に学
ぶ」
概要
発表者は、1974年から「人と自然の関係」の総合的研究を志して、沖縄やアフリカ
のフィールドワークを重ねてきました。また、チェルノブイリ原発事故の直後の1986
年から88年にかけてパリに暮らしていたことから、環境問題という名前の人権問題に
強い関心を寄せてきました。
2006年からこの春までの5年間は、総合地球環境学研究所のプロジェクト研究とし
て、日本列島の環境史に取り組んできました。ここでは130人の研究者とともに、日
本列島の自然とのつきあい方の中で「賢明な利用」と「賢明でない利用」とは何か、
を考える機会を得ました。その議論の中で、環境への働きかけにあたって、統治と自
治を併せた概念である「協治」(環境ガバナンス)が大切であることに気付きました。
そして、家庭・集落・市町村・県・国・政府間・グローバルといったさまざまなレベ
ルでの環境ガバナンスが重層しながら相互に役割を分担していることが大切だという
ことを、さまざまな歴史上の失敗事例での研究から結論しました。
この見方で、現在進行形の東京電力の原発事故や、山口県上関での中国電力の新規
立地計画をとらえなおしてご一緒に考えてみたいと思います
【参考文献】
・安渓遊地、2011「足もとからの解決――失敗の歴史を環境ガバナンスで読み解く」
湯本貴和編『日本列島の3万5000年――第1巻 環境史とは何か』文一総合出版
・安渓遊地・当山昌直編、2011『奄美沖縄環境史資料集成』南方新社
・ダイアモンド・J、2005『文明崩壊――滅亡と存続の命運を分けるもの(上)(
下)』草思社
・日本生態学会上関要望書アフターケア委員会、2010『奇跡の海――瀬戸内海・上
関の生物多様性』南方新社
【キーワード】 口頭伝承 環境史 失敗学と希望学 天災と人災 生物多様性 環
境ガバナンス
※終了後、18時から9号線沿いのYuccaで、第二部として自由な意見交換を展開できる
場(やまぐち国際文化学SALON)を準備しています(学生100円)。こちらにもみなさ
まの積極的なご参加をお願いします。
公立大学法人 山口県立大学
現代GP承継・地域共生授業担当
教授 安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
〒753-8502 山口市桜畠3丁目2番地1号
山口県立大学国際文化学部