みその力)味噌入りの餌を食べさせたマウスはX線による小腸粘膜幹細胞の死亡率が一桁以上さがります @tiniasobu #genpatsu #jishin #miso
2011/03/13
タケヤ味噌のサイトなので、丸呑みにするかどうかは各自ご判断いただくとして、
グラフに嘘はなさそうです。
http://www.takeya-miso.co.jp/column/008.html
から抜粋
広島大学の伊藤明弘教授は、マウスを使った実験で、この効果を確かめています。
まず、マウスを4グループに分け、それぞれに次のような餌を1週間与えます。
1.乾燥赤みそを10%混合した餌
2.しょうゆを10%混合した餌
3.みそ入り餌と同じ塩分になるように食塩を入れた餌
4.普通の餌
その後X線(放射線)をマウスに照射し、その後の小腸粘膜幹細胞の生存率を調べま
す。これは、放射線障害の一つとして、小腸の内側の粘膜がはがれ落ち、強い消化管
出血を起こして下痢・貧血を引き起こすということがわかっていたためです。
放射線照射の3日後の小腸粘膜幹細胞の生存率をまとめたのが下のグラフです。 X線
の照射量が多いほど、小腸粘膜幹細胞は死滅していますが、みそ餌を与えたグループ
は最も細胞生存率が高いという結果が得られています。しょうゆ餌に関しても同様の
傾向があります。
また、みそ餌、しょうゆ餌を与えられたマウスの腸粘膜を見てみると、傷んだはずの
粘膜細胞が再生している様子が観察されたそうです。
さらに、マウスに直接アイソトープ(放射性同位元素)のヨウ素131とセシウム134を
投与し、体内から排出されるか、という実験も行われました。その結果、あらかじめ
みそ餌を食べていたマウスでは、普通の餌を食べていたマウスよりもヨウ素をより多
く排泄し、筋肉中のアイソトープ量も少なかったという結果が得られました。
ここから、みそ・しょうゆには、放射線から体を守る作用があることがわかりました。
● 伊藤明弘「放射性物質を除去するみその効用」みそ健康づくり委員会『みそサイ
エンス最前線』1999年、pp.1-5。
● 渡邊敦光「放射線や発がん物質が消化管におよぼす障害作用を、みそはどこまで
防げるか」みそ健康づくり委員会『みそサイエンス最前線』1999年、pp.99-110。
(注)みそ健康づくり委員会『みそサイエンス最前線』については、1999年2月に改
訂版が発行されました。ここでは改訂版にのっとって表示します。
引用者
公立大学法人 山口県立大学
教授 安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
〒753-8502 山口市桜畠3丁目2番地1号
山口県立大学国際文化学部