上関)中国電力の台船と祝島の漁船と海上保安庁のしていること
2011/02/07
田ノ浦では、昨日は、今年に入って22回目の作業強行を中国電力が試みました。
台船に真横からぶつかられて、傾いてしまった漁船に対して、
海上保安庁のゴムボートにのった職員が
「危険ですから離れてください!」を叫び続ける。
「台船を動かして危険なのはどっちだ」と返す山戸孝さん。
2月2日の映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=HHfkhcoSmig
中国電力や海上保安庁の映像の投稿を望むところです。
今月に入ってはじまった海上保安庁のあたらしい作戦は、
祝島の船を臨検して、刃物を発見することです。
発見したら、いったん祝島にもどってそれをおいてくるように指導。
漁師は、
刺身を切るための包丁や、スクリューにロープや海藻がからまったら
それを取り除くための鎌などを船に積んでいるものです。
これまで29年にわたる非暴力の抵抗というつみかさねでやってきた祝島の人たち
にたいするとんでもない言いがかりだと思います。
これまで暴力行為をして入院するような怪我をさせたことがあるのは、
誰か、よく調べて適切な対応していただきたいと思います。
とりあえず、思い出したところはこのくらいですが、
中国電力の、私のブログチェック担当のYさま(まだひきつづき担当しておられます
か)、このたび直属の上司ということになられた山下隆さま、この他の映像をおもち
でしたら、お教えください。掲載いたします。
H庁の方も、貴重な映像をお持ちでしたら、”流出” を期待しています。
◎山戸さん、10数名の中電社員、警備員らに倒されて負傷
http://shimabito.net/index2.htm
2006/6/7 10数名の中電社員、警備員らに押し倒されて負傷した山戸貞夫祝島島民の
会代表が、平生署に告訴状を提出、即日受理されました。
怪我をしてから一週間以上経つが首や肩、腰の痛みは治まらず、
全治10日とは言うものの完治は難しいだろうとのこと
なお、中電は「集団で暴行を加えた事実は無い」とコメント
◎作業員と推進側の漁師さんたち4人で若者一人を「押さえ込む」
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/ec77b4ddb0198734df74868bda46b7ca
2009/11/9 朝日新聞
現場では、反対派の妨害を防ぐために推進派の漁船数隻が作業を取り囲んでおり、
この漁船に乗っていた作業員と漁業者計4人が男性を海中から引きあげた。中国電力
は、この際、「男性が再び海中に飛び込もうとして暴れた」ため制止したと説明。反
対派によると、男性は「うつぶせで両手を後ろ手にされ、首を絞めるようにして押さ
えられた」と話しているという。
男性は意識がもうろうとなって熱が出たとして、低体温症のおそれもあるとして柳
井市内の病院に運ばれた。
◎田ノ浦の浜で、土建業の社長、祝島の80歳を越える女性を蹴る
2009年6月1日
http://www.youtube.com/watch?v=khShOCZWMZE
このほかに参照したウェブサイト
◎虹のカヤッカーブログ
http://ameblo.jp/nijinokayaker/
今年に入って台船が海の埋め立て工事に来たのが今日で22回目です。
中電は周りに船がいるにも関わらず、強行的に作業台船を前進させてきます。
海保は近くにいるのに、それに対して注意するのではなく、周りにいる船に「危険だ
から離れないさい」と拡声器で叫んだり、ボートで押しのけようとしてきます。
↓は2月2日の映像の一部です。このような緊迫した状況が毎日続いています。
http://www.youtube.com/watch?v=HHfkhcoSmig
◎祝島島民の会blog
http://blog.shimabito.net/
今日も昨日と同じように台船が2隻動き、海上保安庁は刃物検査を祝島の漁船などに
してきました。
抗議する船は毅然と対応し、台船2隻は今日も引き返して行きました。
1月11日から数えると、台船が動いたのは今日で17日目になります。
祝島の漁船などが抗議に出たのも、同じく17日目になります。
祝島では、2月1日の午前0時からひじきの口開け(解禁日)となり、島民は勿論、町
外からの観光や体験を希望する人たちなども交えてのひじき採りやひじき干しが始まっ
ています。
一本釣りの漁師さんによると、鯛が釣れ始めたとのことです。
まだまだ冷え込みはありますが、祝島にも春は近づいてきています。
四季とともにある島の生活を邪魔しないでほしい。
それが祝島島民の願いです。
◎豊かな町を原電とともに――上関みらい通信 のブログ
http://kaminoseki.jp/
工事施行区域外でも作業台船が航行しようとすると、前方を反対派の漁船が航行妨害
をしているようです。そのような時は、海上保安庁の船が強行に出て、妨害行為をや
めてもらうようにしてほしいと思います。海上保安庁がもう少し強く出ないと今迄と
変わらないと思います。
◎中国電力
http://www.energia.co.jp/atom/kami_jyunbi2.html
準備工事の状況
【実施済み】
・陸域部・・・ 立木伐採(一部),工事区域境界ネット設置,作業用通路設置 ,
工事施行区域立入禁止看板設置(11基のうち7基),地盤改良工事(一部)
・海域部・・・ 灯浮標設置(工事区域明示)
【施工中】
・陸域部・・・ 敷地造成工事(陸域の地盤改良実施中)
・海域部・・・ 護岸工事(準備中)
【今後の主な作業内容】
・陸域部・・・ 立木伐採,地盤改良工事,地山切取り,土砂運搬(海面埋立て),
法面保護,整地,盛土など
・海域部・・・ 資機材等の搬入出,地盤改良船での地盤改良,グラブ浚渫船による
床堀り,砕岩浚渫,ガットバージ船等による埋立護岸等の基礎となる捨石の投入,ク
レーン付台船による埋立護岸等のコンクリートブロック据付 ,スパット台船による
ボーリング調査,クレーン付台船による灯浮標の取替・整備など
※地盤改良船(サンドコンパクション船)
海底地盤中に振動を用いて改良材等を注入し,締め固められた砂杭を造成する作業船
※グラブ浚渫船
海底部の土砂,岩を掴み上げるためのグラブバケット付クレーンを装備した作業船(
浚渫した土砂等は別の運搬船に積込み)
※ガットバージ船
グラブバケット付クレーンを装備し,自船に積んだ捨石を運搬・投入する作業船