萩市明木に行こう)8/21「有馬実成師没10年追悼講演会」が盛りだくさんに開催されます
2010/07/14
山口県立大学の大学院卒業生の伊藤丈二さんからのお誘いとご案内です。
たいへん充実した集まりです。お元気なころに湯田温泉の小さな宿に一泊してこた
つにあたってお話を伺う機会がありましたが、目からうろこの落ちる話ばかりで、山
口のお坊さんたちはふかいなあ、と感嘆したことを思い出します。
はげしくお勧めします。 山口県立大学教員 安渓 遊地
「有馬実成師没10年追悼講演会」のご案内
2010年8月21日(土)午前9時より、山口県萩市明木(あきらぎ)において、「有馬
実成師没10年追悼講演会」を開催します。同日の関連企画も合わせてご案内いたしま
す。
有馬さんは2000年9月18日に64歳で亡くなられる直前まで、私自身を含め
多くの若者たちに、「共に生き共に学ぶ」ことの意味を熱く熱く語り続けました。そ
れだけでなく、自ら現場に立ち、NGO(NPO)を育てる努力を惜しまない人でした。そ
んな有馬さんの遺稿集「地球寂静」を編集し、また有馬さんの生涯を綴った「泥の菩
薩」を上梓された大菅俊幸さんが講演をされます。
当日は明木図書館が主催する「著者が語る講演会」(講師:大菅俊幸、会場:明木公
民館)や「本の森コンサート」(出演:風来坊他、会場:ちはるえん)も予定されて
います。また、夕方からは「アフガン寺子屋プロジェクトin 山口」準備会の主催
で夕食交流会を開き、アフガニスタンや有馬さんのことを熱く語ろうという企画があ
ります。
いずれも参加費無料、申込不要、企画の一部参加も歓迎です。夕食交流会は一品持
ち寄り制です。コンサートや夕食交流会にはお子様連れも大歓迎です。どうぞお気軽
においで下さい。
詳しくは、添付のチラシをご覧下さい。
お問い合わせは、「有馬実成師没10年 追悼講演会」実行委員会、電話:0838-
55-0088(伊藤)まで。
(1)8月21日(土) 午前9時~10時
有馬実成師没10年 追悼講演会
演題 「泥の菩薩」 ~ NGOに生きた仏教者、有馬実成師の生涯から
共に生き共に学びあう地域づくりを考える ~
講師:大菅俊幸さん(『泥の菩薩』著者)
会場:西来寺本堂(山口県萩市明木4520)
主催:「有馬実成師没10年 追悼講演会」実行委員会
協力:NPO法人NGO国際協力センター、NGOネットワーク山口
社団法人シャンティ国際ボランティア会、NPO法人シャンティ山口
後援:山口県曹洞宗青年会、原江寺
(2)8月21日(土) 午前10半~12時
明木図書館主催「著者が語る講演会」(第8回)
演題: 地球寂静 ~有馬実成が夢見た平和な市民社会とは~
講師: 大菅俊幸さん ゲストスピーカー:村崎修二さん(猿舞座座長)
会場: 明木公民館(旭マルチ)(萩市明木 ℡:0838-55-0001)
(3)8月21日(土) 午後2~3時半
明木図書館主催「本の森コンサート」(第2回)
出演: 和風音楽ユニット 風来坊 ~ お猿にひかれて集まった三人組による歌と
演奏 ~
<メンバー>佐野昭仁さん・吉原達也さん・村崎耕平さん
<ゲスト>李 陽雨さん・イージーTAKUさん
会場:ちはるえん(萩市明木、老人ホーム)
(4)8月21日(土) 午後5時~
有馬実成師没10年追悼・アフガニスタン平和祈念
交流会 2010夏 古泉城のゆうべ
会場:古民家・大峠家旧宅(山口県萩市明木250 ℡0838-55-0088)
1部:創作紙芝居「古泉城彦六物語」(仮題)初演(午後5時~)
古泉城地区に伝わる石工・彦六伝説を題材にした創作紙芝居をアフガニスタンの言葉
に翻訳して現地に送ります。
2部:コンサート (午後5時半~)
和風音楽ユニット 風来坊
3部:夕食交流会 ― 熱く語ろう アフガン、アリマさん ― (午後7時~)
<特別ゲスト> 「アフガン寺子屋プロジェクトinしまね」(島根県)の方々
主催:「アフガン寺子屋プロジェクトin山口」準備会 共催:猿舞座、長門之國猿
友会
(宿泊について、20名ぐらいは古民家で雑魚寝することができます。野外テントや寝
袋、蚊帳をお持ちの方はご持参ください。)
(ご参考)
故有馬実成師(1936―2000)の略歴
1936(昭和11)年、山口県徳山市(現周南市)でお寺の長男として生まれる。
7歳の時、父が中国へ出征。8歳の時、父が中国で戦病死。
1958(昭和33)年、22歳の時、原江寺(周南市)の住職となる。その後、「緑蔭禅の
集い」「禅の文化をきく会」「在日朝鮮人・韓国人被災者を考える会」などの市民活
動団体(NPO)を立ち上げ、その後も生涯にわたって多くのNPOを立ち上げ、ま
たNPOを支える制度づくりや災害救援ボランティアの組織づくりなどに深く取り組
んだ。
1981(昭和56)年、45歳の時、「曹洞宗ボランティア会(SVA)」(現在の社団法人
シャンティ国際ボランティア会)を結成。1983(昭和58)年より「慈愛の衣類を贈る運
動」を全国で展開。1987(昭和62)年、51歳の時、「NGO活動推進センター(JANIC)」(
現在のNPO法人NGO国際協力センター)の創立に関わる。
1993(平成5)年、56歳の時、「シャンティ山口」(現在のNPO法人シャンティ山口)
の創立に関わり、顧問に就任。1995(平成7)年、59歳の時、阪神淡路大地震発生。神
戸に入り、被災者支援に取り組む。日本語を学ぶ機会がなかった高齢の在日コリアン
たちのための識字教室「ひまわりの会」の設立に関わる。
1997(平成9)年、61歳の時、「震災がつなぐ全国ネットワーク」の創立に関わり、
顧問に就任。同年より入退院を繰り返す。翌1998(平成10)年には、「東京災害ボラ
ンティアネットワーク」の副代表に就任。また「NGOネットワーク山口」の代表世話
人に就任。享年64歳。
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