祝の島)山口県立大学会場でごらんになった地域の方からのメッセージ
2010/07/10
2010年7月2日に纐纈あや監督の『祝の島』を山口県立大学の講堂で上映しま
した。地域からも25人の方が見に来て下さいました。
大学の公開授業『環境問題』の一環ですので、大学に500円を納めていただき、
フェアトレードショップ「わっか屋」さんに協力していただいて、みなさんから若干
のカンパもいただきました。
地域の方からの感想が届き始めましたので、ここに掲載して行きます。
学生や農業大学校の生徒さんからのものも、そろってきたら、別のページに掲載し
たいと思います。
祝の島を見た地域の方の感想
1. 美祢市にお住まいのMさんからです。
先日は環境問題の授業で「祝の島」上映に参加させていただきありがとうございま
した。
まだ見ぬ子孫たちのことを思い(でもやがては荒地に戻ることも想定している!)
で棚田を築きあげた人と
議会で傍聴しながら「どうせ死ぬのだから」(お金は貰わねば損)という人との
思想の対比というのも考えさせられました。
登場された方みなさんが魅力的でしたが特に心魅かれたのは伊藤冨美子さん(伊藤
のおばちゃん)。
おつれあいを亡くされながら信念に基づき行動している。
県庁前での座込み抗議も「おもしろかったー!」と笑って話す明るさとたくましさ。
「後家楽」「後家楽」など
ユーモアもとびきりでチャーミングです。
私がオトコなら理想のタイプかもしれません。
米国に「おばあちゃんの平和旅団」という反戦グループがあって
「若者を戦場に連れていくのなら代わりに私たちを連れて行きなさい」と
逮捕されることも辞さないで行動する不屈の女性たちと姿が重なりました。
音楽は使われておらず、清水さんの入学式の磯節と蛭子さんちの3姉弟の歌が
情景と共に心に残りました。
小屋の中で小さな灯火のもと、お話をされる平萬治さんは哲学者のようです。
一転、伊藤さんたちとコタツで寛ぐ姿もまた人間らしくてこれが人の生きていく営
みということなのかと
感じました。
季節がめぐってまた棚田で春の種まきから始まる場面で終わるシーンは圧巻でした。
言葉はありませんでしたが多くのことを物語るラストシーンだったと思います。
韓国のドキュメンタリー「牛の鈴音」を観ましたがこれに涙した人たちにぜひ観て
もらいたいですね。
「泣いてる場合じゃないよ、おかあさんやおとうさんがこんなにがんばってるすてき
なところがあるよ」
と教えたいです。 (引用終わり)
知らなかったことをいくつも教えていただいてありがとうございます。さっそくネッ
トでしらべてみました。最後の怒れるおばあちゃんたち、「祝の島」の人たち
の笑顔と重なります。写真だけでもみてください。(安渓遊地)
・牛の鈴音――その老いぼれた牛はお爺さんとともに30年も働き続けた
http://cine.co.jp/ushinosuzuoto/
・おばあちゃんの平和旅団(Granny Peace Brigade )
http://blogs.yahoo.co.jp/yfqsx494/49304632.html
・怒れるおばあちゃん(Raging Grannies )We are out in the streets promoting
peace, justice, social and economic equality through song and humour. わた
し
たちは、平和と公正と社会的経済的な平等を求めて、歌とユーモアでデモをします。
http://raginggrannies.org/