上関)ハクナマタタ・ビデオ作品・「祝島のお母さんたち 28年の想いを国へ」 2010.7.2はお勧めです
2010/07/06
笑いと平和を求めて旅する映像作家・ハクナマタタさんの新しい上関原発関連のビデオ作品ができました。すでにtwitter では注目を集めていますが、http://twitter.com/tiniasobu ここに紹介させていただきます。
http://www.youtube.com/watch?v=55LJ1lWxC-Y
これまでのいきさつをちょっとご紹介しておきます。
田ノ浦の埋め立て開始を示すブイの設置を阻止すべく、田名埠頭でブイの運び出し
を止めていた、祝島の人たちとシーカヤックの人たち。
http://ankei.jp/yuji/?n=796
台風の接近する朝まだき、「今日の作業は中止する」とつげながら、別の場所から
中古のブイを運び込んだ中国電力にしてやられたのでした。
http://www.youtube.com/watch?v=0bMaaT00TeI
ところがそのブイのひとつが大波で流されたものだから再設置しようとやってきました。以下は、その経緯を 祝島島民の会blog http://blog.shimabito.net/ から引用したものです。
ブイ再設置への抗議と経産省との意見交換の報告です。
中国電力は6月28日に今年3月の強風で流された埋め立て工事区域を示す浮標灯(ブイ)
の再設置をしようとしてきました。
中国電力は以前にも台風で台船が流されるなど一歩間違えれば大事故につながりかね
ないミスをしており、海や風など自然に対する認識とそれらに対する危機管理の甘さ
に、祝島の漁業者は強い不信感と安全に操業する上での危機感を抱いています。
3月に流されたブイについてもたまたますぐ近くの浜に打ち上げられましたが、潮
や風によってはブイやワイヤーが海上に漂流し、漁業者の操業や船舶の航行に支障が
出かねない事態でした。
今回の突然のブイの再設置に対し「なぜブイが流されたのか」、「流されないよう
きちんと対策をしているのか」と祝島の漁業者や近辺海域をフィールドにしているシー
カヤカーらは海上で問いかけましたが、中国電力はそれらにまったく答えず作業を強
行しようとしたため、きちんと答えるよう、また作業を強行しないよう抗議しました。
また今回はなぜか経済産業省の人間を乗せた船が海上にいて、現状を視察して
いました(原子炉設置許可も出ないうちに現地に視察に来るのは異例のことだそうで
す)。
そのため中国電力には抗議するとともに、経済産業省へはなぜ祝島が原発計画に28
年以上も反対しているのか、現地の実情や自分たちの思いをきちんと伝えようと島の
女性を中心に10名ほどが船に乗って会いに行きました。……
以下はハクナマタタさんからのお届けメールの引用です。
安渓先生、
こんばんは、ハクナマタタです。
いつもブログで動画を紹介して頂きありがとうございます。
今回は特に見てほしい映像がありメールをしています(重複していたらスイマセン)。
良ければでいいので使ってください。
(6月28日より始まった抗議行動の様子です。抗議行動は7月2日を持って終了し、翌
3日にブイは設置されました)
転載歓迎用に作った文をそのまま送ります↓
☆☆☆☆☆☆☆
今回の抗議行動でのやり取りで、特に見てほしい、伝えてほしい映像があります!!
祝島のお母さんたちの28年間の想いです。
現場に来ていた経済産業省の船に祝島のお母さんたちが想いを伝えに行きました。
祝島のお母さんたち 28年の想いを国へ 2010.7.2
http://www.youtube.com/watch?v=55LJ1lWxC-Y
メディアではなかなか取り上げられない小さな声を拾うこと。
(祝島のお母さんたちの声は結構大きいですが 笑)
一人ひとりがメディアになって「ぶんぶんぶん♪」と伝えていきましょう!
できれば、リンクして(ブログやmixi、ツイッターなど市民メディアで)伝えてほし
いです。
(ブログに映像を載せるには、映像下の<埋め込みコード>を貼りつけるとできます)
よろしくお願いします!
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いくつか言葉を拾ってみます(※言葉そのままではありません)。
「日本が終戦で一番食糧がない時に、都会からみんな祝島に帰ってきました。海や
山
があったから生き延びて来れたんですよ。だから、私たちが生活する漁場だけは残し
て頂きたいのです。だから、28年間一生懸命に家は捨てても反対してきました。ど
うかよろしくお願いします。」
「私には子供も孫もいます。その孫のことを思ってもこの海だけは捨てられないと
思っ
て一生懸命しています。どうか原発だけは建てないでください。これは漁師たちのわ
ずかな望みです。」
「私たちにも生きていくための生活権があるのです。漁ができなくなったら離島ゆ
え
に祝島では生活していけなくなります。どうか助けて下さい。今ならまだ間に合いま
す。」
「中電さんは多額のお金をばら撒いていますよね。いいものが来るのなら、私たち
は
お金は要らないのですよ。私たちは補償金を受け取っていません。」
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「上関原発」現地より動画を公開しています↓
http://www.youtube.com/user/hakunamatataTJ
(リンクOKです。市民メディアで伝えてください!)
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以上で引用をおわります。掲載者 安渓遊地