オープンキャンパス)ずいぶんマニアックな話をしてしまいました #opencampus #jinja #songola #swahili #eigo #yuuki
2011/07/17
オープンキャンパス という大学の行事があります。
どんな大学か高校生と保護者が見に来てくれるというイベントで、私立では、交通
費やお食事券まで出しているところがあったりするのですが、公立大学法人ではとて
もそこまでお金はかけられません。
そこは、教職員たちの創意工夫ということになります。
今日は、全体会のあと、学科にわかれて、うち(国際文化学科)では模擬講義・学
生たちの留学体験発表・教員との自由なお話などがありました。
山口県内で有機農業をしている人たちを学生たちが訪ねた、という活動(地域実習)
のDVDを配ったりしました。たとえ留学しなくても、地域で活躍する道があるよ、
ということを伝えたかったのでした。
何人かの生徒さんや保護者の方とずいぶんと込み入った話をしました。
――先生のブログ(自分の夢を生きる http://ankei.jp/yuji/?n=804 とか 父たちの待つ村へ http://ankei.jp/yuji/?n=993 とか)でみたんですけれど、アフリカの神話面白そうですね、ちょっと
語ってくださいませんか。
「おお、ソンゴーラ語(Bantu語のひとつ、辞書もなければ文法書もないし、勉強
するためのCDもDVDもない )で45分、あらすじをスワヒリ語で聞いても25分
あったのだ
から、さわりのところだけね。」
などといいつつ、7母音で高低のアクセントのあるソンゴーラ語と、5母音でアク
セントがないスワヒリ語で出だしを語り、ソンゴーラ語でうたいなどして、日本語で
説明しました。
――英語の先生になりたいけれど、神社の長女なので、進路に迷っています。
「おお、いまうちのゼミ生に神社のあとつぎの修行中という人がいて、卒論は『神
社と観光』になりそうなんですよ!ちょっとそのプレゼン見てみますか? 東京に姉
妹でやっている縁結び神社があって、婚活にあたる「縁結び会」をやったりしている
ので、見に行きたいといっていましたよ。それと、多言語で
対応できる宮司さんのいる神社って、外国人からも人気がでるかも?」
――よく外国の方もこられるので、対応に困っているところはあります。
保護者の方とのお話です。
――アフリカやアジアに山口のお米を贈るというようなことをやっています。以前
は県立大
生の加わってくれていたんですが……。
「おお、地域でやっておられる国際的な活動にうちの学生を受け入れていただく地
域実習というのをいろいろ展開していますが、ぜ
ひ、今後の受け皿の一つにもなっていただければうれしいです! このDVDは、そ
ういう地域実習のひとつで、山口県内の環境保全型農業にたずさわるみなさんのとこ
ろを国際文化学科の学生がたずねたり、アンケートをまとめたり、それを有機農業の
全国大会で発表したりするという『有機の星座』づくりの内容の記録です。国レベル
では有機農業推進法ができたのに、なかなか
都道府県レベルには普及しないという現実がありますね。」
――まあ、あれは「宣言法」ですから、変化はすぐには難しいかもしれませんね。
というぐあいに、いきなりディープな話が始まる展開が続いたので、ちょっと目が
ぐるぐるするような感じがしました。
いろんな若者が本学に来てくれるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。
あんけい・ゆうじ(山口県立大学国際文化学科教員)