会話)_#血液型_を問うあなたへ__#小馬徹 #性と年齢による差別 RT_@tiniasobu
2009/12/14
2021年7月8日 リンク切れを修正して、pdfを添付します。
大学の同僚たちがあつまるちいさな会食がありました。
例によって遅れて到着した私は(といっても、大学院の授業だったのですが)
デザートのテーブルで初めて会う女性たちにあいさつをしました。
未婚グループをつくっているという彼女たちが、私にいきなりこう尋ねてきました。
未「血液型はなんですか?」
私「小型です」
未「?」
私「大型ではなく小型です」
未「O型ですか?」
私「私は、自分の血液型なんて人には教えません」
未「なぜですか?」
私「この世から、性と年齢と血液型にもとづく差別がなくなる日まで
私は、自分の性や年齢や血液型のようなプライバシーを、明かさないのです。」
未「???」
このあと、こんな話をしました。
むかし、まだインターネットのない時代、県庁の運営するパソコン通信の世話人をしていた高校生のすすめで、彼女のファンクラブ一同と一緒に登録をしたとき、「性・年齢」の欄に、
私は「性と年齢による差別がなくなるまで明らかにしません」
と書いて提出しました。そのあと県庁から「なんとかしてよ」と彼女に連絡があったらしく、彼女から後輩を諭すような優しい電話がかかってきました。
「あのね、これは県庁で、利用者の統計をつくるためにだけ使うものだから、ありのまま書いてくださいね。いろいろなお考えはよーくわかるけれど、もうちょっとだけオトナになってね」
とさとされて、「はーい」と言ってすぐ書いてだしました!
血液型をめぐっては
屋敷文夫先生の指導のもとで、
http://ankei.jp/yuji/?n=128
高岡バイオリンクラスの同窓だったアフリカ研究者の小馬徹(こんま・とうる)さんが、血液型信仰についての授業の経緯を書いていることを知りました。
きめられたシラバスを、学生とのあうんの呼吸で超えていく職人芸もよみとれて快感がありました。
シラバス通りでしたか?という、学生による授業評価の項目が山口県立大学にはあるのですが、「シラバスを超えるどんな努力がされていましたか?」に替えてほしいくらいです。
http://hdl.handle.net/10487/3608