文化人類学)お金って何? コンゴ河上流で物々交換の市場に出会って考えた #DR_Congo_#money_#barter_RT_@tiniasobu
2020/12/13
安渓遊地の博士論文となった研究の紹介です。79分の動画と、もとのプレゼンのpdfもつけておきますので、常識の範囲でご利用ください(これをつかってお金もうけをしないでください、という意味です)。
内戦後は、トラックの通る道路や汽船や椰子油を絞る工場などのインフラがすべて崩壊したコンゴ民主共和国の田舎では、お金を手に入れるためには農産物を担いだり自転車に載せたりして1週間も歩かなければならないという現状、それをなんとかしようと、研究者がひとはだもふたはだも脱いで800キロも下流の都市・バンダカまで交易船を仕立て、16人で乗り組んで旅をするという、『コンゴ・森と河をつなぐ』 (明石書店)の著者たちのZoomでの発表を聞いて、たいへん面白かったので大学1年生向けにやっている授業の動画をシェアすることにしました。
https://youtu.be/q3rCMwzDJFo
それを見てから答えて下さい。最後のページの文字が切れていましたので、以下に貼り付けます。
コンゴ民主共和国・ソンゴーラ人の経済人類学(和文)
安渓遊地、1984「『原始貨幣』としての魚」『アフリカ文化の研究』アカデミア出版会
安渓遊地、1984「ザイール川上流部の物々交換市」『民族學研究』49(2): 169-173
安渓遊地、1991「再訪・ソンゴーラの物々交換市」『ヒトの自然誌』平凡社
課題は、
動画の中にでてくるハイテクの援助の失敗の例などを参考に、地球1個分以下の暮らしを可能にするようなお金とのつきあい方について、あなたなりのアイデアを述べなさい。(150字以上、なるべく文献をつけることを推奨します)
躍動するコンゴの人々と自然 に興味がある方は、
NPO アフリック・アフリカ の アフリカ先生ウェビナー という コーナーの コンゴ・森と河をつなぐ を御覧下さい。4回シリーズの4回目がこれからあります。3回目までは、YouTubeで見られるようになっています。
https://afric-africa.org/japan/event/eventannai-annai95/
