福島原発事故の生物への影響)日本生態学会2013/3/5夕の自由集会と 3/6朝の企画シンポジウムのご案内 #esj #fukushima #biodiversity RT @tiniasobu
2013/02/14
日本生態学会の年に一度の大会では、会員の半分ぐらいの2000人もの人たちが参加
します。ことしは静岡で、3月5日から9日の予定がいよいよ近づいてまいりました。
そこでの公募発表としては、個人での口頭・ポスター発表のほかに、企画シンポジ
ウム(=日中3時間)、企画集会(=日中2時間)、自由集会(=夜2時間)があり、
それぞれに役割があるのですが、
3月6日9時30分からの私どもの 企画シンポジウム・生態学的リスクからみた原発
と再生可能エネルギー
http://ankei.jp/yuji/?n=1836
に関連する前夜3月5日18時からの自由集会のご案内が東大の石田さんからとどきま
したので、広報させていただきます。お時間の許す方は両方に参加していただければ、
興味と人脈が広がると思われます。
以下石田さんのメールからの引用です。
私たちの集会の主旨としては、調査結果よりも、なるべく多くの研究者に現地を見
ていただきたいし、ちょっとでもよいので専門を活かして調査をし、知見を多面的に
広げて欲しいということにあります。
集会の概要(提出分)
2013年3月5日 18時~ (約2時間)(受付番号 XW-004)
W12 「福島第一原発事故の生態系への影響を検証するモニタリング」
本集会は、誰が何をどこでどこまでやっているか、やりたいか、など基礎情報の交
換、顔つなぎを主な目的として、事前に参加予定者が打ち合わせ、調査を実施してい
る数人の簡単な経過報告および課題の提起をした後で、総合討論を主体に進める。
福島第一原発事故は、表層土や常緑樹の樹冠を中心に放射能汚染を引き起こしている。
原発周辺約20km 圏内や北西方向に約40km まで広がる高放射線地帯から人は避難した。
この両方のことで、野生鳥獣をはじめとする生態系に、影響が現れてくると予測され
る。事故を起こした日本の生態学研究者の責務として、野生生物や生態系への影響に
ついても、基礎的な情報を世界に発信する役割が期待されている。また、野生鳥獣の
影響調査は、事故原子炉周辺の住民の安全確保、安心の獲得や今後の生活復興支援の
参考になり、一般市民にも合理的、直感的に納得しやすい役立つ基礎情報を提供でき
るだろう。生物多様性保全の観点からも、原発事故の放射能の直接影響及び人の避難
による間接影響を明らかにし、そのために必要な長期継続モニタリングが、国内外の
研究者によって始まっている。未知領域の長期低線量内部被爆の影響解明のためには、
さらに、多様で多面的な取り組みが望まれる。これらは、未来世代に対しても、今こ
の国に生きている私たちが残すことのできる貴重な情報となるだろう。
1人でも多く、1つでも多くの研究が生まれるよう願い、情報交換の場を設けたい。
」
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/60/W12.html
この自由集会についての連絡先は以下の通りです。
石田 健
東京大学大学院農学生命科学研究科
ishiken◎es.a.u-tokyo.ac.jp (◎を@に変えて送信)
〒113-8657
東京都文京区弥生1-1-1
TEL 03-5841-5499 FAX: -5841-0827
以上、掲載責任者は
公立大学法人 山口県立大学
教授 安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
〒753-8502 山口市桜畠3丁目2番地1号
山口県立大学国際文化学部