行動する? #仏教 )#真宗大谷派 が「 #脱原発 」決議案を否決 #Buddhism RT @tiniasobu
2012/01/26
脱原発:揺れる仏教界 真宗大谷派が決議案否決 向き合う難しさ浮き彫り
http://ankei.jp/yuji/?n=1617 の続報です。大きな団体ですから、なかなかすっきりとはいきませんね。ではありますが、明治の帝国議会のモデルともなった宗議会に期待します。
http://ht.ly/8FAmg
写真省略
(原発に関する宣言の決議後、記者会見する全日本仏教会の有田恵宗理事長(左)=
東京都港区で2011年12月1日午後4時半、田辺佑介撮影)
東京電力福島第1原発事故を受け、約330万人の信徒を持つ真宗大谷派(本山・
東本願寺、京都市下京区)が、「脱原発」を巡り揺れている。かねて原発に反対する
姿勢を示してきたが、事故後は逆に「原発を悪者にするだけでいいのか」との声が上
がっている。主な宗派でつくる「全日本仏教会」による原発問題に関する声明も慎重
な言い回しで、仏教教団が原発問題に向き合う難しさが浮き彫りになっている。【田
辺佑介】
事故後、福島県いわき市在住の同派住職らが「国内の全54基の廃炉を」と訴えた
のを機に、11年6月、僧侶が議員となる「宗議会」で、宗派声明を求める声が上がっ
た。しかし安原晃・宗務総長は、原発の問題点を指摘しつつ、「誰かを悪者にしなけ
れば収まらない状況から離れねばならない」と拒んだ。
「脱原発」を明確に掲げるべきだと考える議員らが提出した「人間は原発と共存で
きない」とする決議案も、安原総長の意見に近い議員らが「結果的に原発を受け入れ、
必要としてきたことへの反省の念を示すべきだ」と主張、否決された。
同派は02年に原発の危険性を訴える冊子を発行するなどしてきただけに、「否決」
は関係者に波紋を広げた。大阪府泉大津市の同派「南溟寺」の戸次公正住職は「原発
を容認したかのような誤ったメッセージを社会に与えかねない」と嘆く。2月の宗議
会での決議を目指す動きはあるが、調整は難航している。
原発問題への立場を鮮明にする仏教宗派は少ない。曹洞宗大本山・永平寺(福井県
永平寺町)は11年11月、原発問題のシンポジウムを開いた。福島県の酪農家や反
原発運動に携わる僧侶が講演するなど「脱原発」色の濃い内容だったが、宗派として
の見解は「現時点で是非を述べるのは難しい。原発への感情的批判は、風評被害を招
き、原発で働く人を傷つける心配がある」。全日本仏教会も同12月、原発に関する
宣言文を発表したが、「脱」や「反」の言葉は使わず「原発依存を減らす」との表現
にした。有田恵宗理事長は「自分たちで責任を持って取り組めることが大切だ」と話
している。