善き人のためのソナタ)twitter 記録をここに載せる理由など
2010/05/27
東ドイツのシュタージのエージェントを主人公にしたドラマで、当時の東ドイツが
置かれていた監視社会の実像を克明に描いた『善き人のためのソナタ』(Das Leben
der Anderen、英題:The Lives of Others)という2006年のドイツ映画があるそうで
す。
安渓遊地の父の父である、安渓雅亮(がりょう)は、富山県の小さな浄土真宗のお寺の住職でした。http://ankei.jp/yuji/?n=181
京都に出て龍谷大学に学び、北海道布教師などを経てふるさとに戻るのですが、そ
の間 自分につける名前がいろいろ変化しました。
学問で真理を追究しようとしていたころは 理庵(りあん)。
そのような自分(やたぶん宗門)にいやけがさして 狸庵(りあん)。
遠藤周作狐狸庵先生が誕生するより前のことです。
ふるさとにもどり、ひとりの人間として生きていく 俚庵(りあん)。
自分は玉(へん)でも「けもの」でもなく、人である。「そのまま」ですでに救わ
れているのだという気づきと喜びをわかりやすいふるさとの言葉(俚諺)や和歌で説く 俚庵さんのもとにたくさんの妙好人が集い、熱心な教団が育っていきました。
街からは、奥様たちが人力車をしたてて田舎の寺にやってくるようになり、ある新
聞記者が「これはおかしい、なにかある。例えば色仕掛けとか?」とにらみました。
お寺の床下が高いのを幸い、その下に潜り込んでお説教に耳を澄ませていた記者さん
はやがてどうなったでしょう?(正解は下の方にありますが、ちょっと想像してみて!)
熱心な信者になられました!
たとえ床下で聞いても、効き目はあったのです。
だから、この膨大なツイッターの記録も、お仕事で毎日読みに来てくださっている
電力会社の方などが、いつの間にかご自分のお仕事や原発のひらく美しい未来に疑問
をもたれるかもしれない、という可能性を信じて公開しているという意味もあるので
す。よく読んで下さいませね。