スローツーリズム)周防大島での石風呂交流の記事が朝日新聞にのりました
2008/01/15
周防大島でのスローツーリズム、徳地との石風呂交流が
2008年01月13日のasahi.comに掲載されました。
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000801150001
和風サウナに入浴/周防大島町
周防大島町に残る石風呂を活用し、地域の自然や食材を楽しむ新しい旅のかたち
を探る試みが12日、1泊2日の日程で始まった。県立大学などが県の委託を受けて
企画した「やまぐちスローツーリズム交流実践塾」。同大の学生や教職員、山口市徳
地の地域おこし団体のメンバーら40人が参加し、今春から旅行商品として提案する
「石風呂体験ツアー」を練った。
交流実践塾は、NPO法人周防大島自然体感クラブ(田中豊文代表)などの協力
で開かれた。初日は、最初に数多くの民具が収蔵されている同町久賀の久賀歴史民俗
資料館を見学。その後、そばにある国指定の重要有形民俗文化財の「久賀の石風呂」
で「入浴」した。
久賀の石風呂は一度に十数人が入ることができる「和風のサウナ」。稲わらや枯
れ枝を約1時間燃やした後、香りのよいセキショウや海藻を床に敷き、ござで覆って
着衣のまま入った。
石風呂は、文化財のためふだんはほとんど利用されていない。ツアーを提案した
県立大の安渓遊地教授(文化人類学)は「徳地にも文化財の石風呂があるが、よく利
用されている。周防大島にはここ以外にも石風呂が残っており、ほかの地域資源とあ
わせて活用するように提案したい。燃料の確保や竹の食器づくりなどで荒れた里山の
手入れにもなる」と話した。
13日は参加者で論議を重ね、地域の自然や文化をゆっくり楽しめる旅の企画を
考えるという。