ルーツ)子どもは親の望むようにはならない_RT_@tiniasobu
2023/06/14
遊地の母は、チャレンジ精神のある心の広いひとでした。
彼女の残した手記などには、そのようすがあふれています。http://ankei.jp/yuji/?n=2314
それでも、子どもの将来には、いろいろと悩みがありました。
彼女の口癖「何になってもいいけど、精神科と(自然)人類学だけはやめてほしい」
結果は、写真中央のこども(兄)は精神科を専攻し、弟(この写真のときはまだ生まれていない)は自然人類学コースから文化人類学を教えるようになりました。
生前聞いた、彼女のこだわりのわけ。
「知り合いに精神科医が何人かいてはるけれど、みんな言動が次第次第に患者さんと区別がつきにくくなってくるのよ。」
「フモンちゃん(人類学者・長谷部言人はせべ・ことんど の弟子)を勤務先の高校の図書室に訪ねたら、頭蓋骨を組み立ててはったのよ。横に積み上げてある骨のかけらをひとつひとつ取り上げて、試してみて、たまにぴたっと合うのが見つかると、その頭蓋骨をかかえてニターっと笑わはった。」
子どもは親の言うようにはならない、という典型例がここにあります。めでたしめでたし。