ゲンパツ村の日々)使用済み燃料の乾式貯蔵はいいぞ? の嘘 RT_@tiniasobu
2023/04/03
GXは、「げんぱつ ぺけ」 の略ではないらしい というニュースを ご紹介しました。http://ankei.jp/yuji/?n=2664
原発の使用済み燃料を入れてあるプールの水が抜けたら、冷却できずに箱根から東の4000万人がすみかをなくすという危険が、今もあるなかで、
ある程度冷えたら、丈夫な容れ物にいれて、地上に保管するという 乾式貯蔵が注目されています。
自然に冷やすので、電気も使わないわけで、すばらしいと思って、よく調べたら、アメリカと日本では全然ちがうものだった。
https://hbol.jp/pc/189183/ の ハーバー ビジネス オンラインに、牧田寛さんが書いてくださっているルポがくわしい。
日本の乾式貯蔵の主な問題点は、以下のように指摘されています。くわしくは、ネットの記事を、削除されることを心配して、本文のpdfを添付します。
0. 再処理してプルトニウムを取り出すという、昔の(核武装)路線のたてまえを変えられないので、実際は行所のないものを「中間処理施設」と称して、それに騙される受け入れ先を探している。
1. 容器の寿命が50年しかないので、遮蔽に使っているエポキシ樹脂の壁がだめになったら、やりかえなければならない。
2. 丈夫に造るとはいえ、輸送容器を兼ねるので、軽くて薄い容器。大津波で水没すると、再臨界の可能性が残っている。
3. 火山の火砕流に包まれると、これには耐えられず、放射性物質が環境に放出される。阿蘇などのカルデラの破局噴火では、海上を渡って火砕流が押し寄せる。
(安渓注、山口市北部の、徳地柚木の中学校あとの校庭から、厚さ数十センチの火砕流のあとが見つかっています。)
4. 建造と搬入は、地元の業者には手が出ない、高度な技術が必要で、当初は建屋の建造などで仕事があるかもしれないけれど、その後は、ほとんど雇用を産まない。
安渓遊地@生物文化多様性研究所