留学生はいま)緊張がほぐれてマドリッドの美術館巡りなど
2014/11/08
スペイン・パンプローナの ちづかさんからの 報告です。
安渓先生
お元気ですか。
報告が遅れてしまい申し訳ありません。
実は、風邪をひいてしまい病院に行って点滴まで打ってもらうという貴重な経験を
してきました。今はとても元気です!
10月分の報告書と写真を添付しています。
写真は、マドリッドにある国立図書館とマドリッドで食べたチュロスとチョコラテ、
Zaragozaの聖ピラール祭の風景
(町の人たちがみんな昔風の衣装を着ていてタイムスリップしたみたいでした!)
2014年10月分スペイン留学 報告書
パンプローナに来て、2か月が経ちました。留学の5分の1の時間が過ぎたのだと思
うと、とても時間が経つのは早いなと思います。10月に入って生活のリズムもだんだ
んと決まってきて、落ち着いて日常生活を送ることができるようになってきました。
来たときの緊張がようやくほぐれてきた感じです。それでも、ここでの生活はまだま
だ新しい発見や驚きでいっぱいです。
10月は、MadridやZaragozaに旅行に行きました。Madridでは、色々な博物館や美術
館に行ったり、市場で美味しいものを食べたりしました。有名なプラド美術館や『ゲ
ルニカ』を展示するソフィア王妃芸術センター、王宮や国立図書館、国立考古学博物
館にも行ってきました。国立考古学博物館で感じたことは、スペインの歴史、文化を
多くの人に伝えられる工夫がされていて、とても素晴らしいと思いました。展示物自
体もすごく興味深く見ごたえのあるものばかりだったのですが、この国立考古学博物
館での「魅せる工夫」がここの展示物をより楽しく見ることができるようにしている
と感じました。さすが、観光大国の考古学博物館だなと思いました。そして、このよ
うな工夫は、子どもたちにも歴史や文化に自然と興味を持たせると思います。考古学
博物館だけではなく今回行った美術館や博物館にはそのような工夫がたくさんあって、
スペインの『文化力』はすごいと思いました。日本にも私が知らないだけで面白い博
物館はあるのか、日本に帰ったら色々行ってみたいと思いました。このように、スペ
インで色々なものを見たり聞いたりして、「日本ではどうだっけ?」と自分の国のこ
となのに何にも知らないことがとても恥ずかしいなと思うことがよくあります。スペ
インに来なければそのようなことを知ろうともしなかったのかと思うと、本当にここ
での経験は貴重なものだと思います。ひとつひとつを大事に、日本について、世界に
ついて知り考えなければと思います。
先日、フィンランドのロヴァニエミに交換留学している友達とSkypeをしました。
久しぶりの友達とのおしゃべりでとても楽しい時間だったと同時に、留学中に感じた
ことを報告しあったり、お互いの国の違いを話して気づくことがあったりと充実した
時間でした。「こういうことをやってるよ!」と教えてもらうと私もやってみよう!
(たまに、あ!私もやらなきゃ)と思って、とても励みになるし、日本とフィンラン
ドとスペインの違いについて話すのは自分の勉強にもなって、たまにお互いの気づき
を話し合ったりすることも重要だと思いました。
スペイン語はまだまだで、聞き取れなかったり、話せなかったりするとき、1か月
目よりも2か月目の方が辛かったり、悔しかったりした気がします。11月は、もっと
語学も頑張って、フィールドワークやインタビューをするときに聞き取ったり質問し
たりできるようになりたいです。