感動のスピーチ)いつも黙々と掃除していた用務員Kさんの離任のあいさつに拍手鳴り止まず RT @tiniasobu
2014/04/04
4/4 訂正 Kさんのあいさつで山口女子短大と書いたのは間違いで正しくは山口女子
大でした。ビデオがまだ回っていないところの発言ですので、Kさんの責任ではあり
ません。おわびもうしあげます。
4/4修正 改行の位置をなおしました。
3月末は、別れの季節です。多くの仲間が職場を去っていくので、私もひさしぶりに
送別会に参加しました。
いつも黙々とひとりで、たゆむことなく広いキャンパス内の掃除や、廃棄される棚
の解体、職員宿舎の網戸やランプの取り替えなどまでお世話をいただいた、山口県立
大学の用務員のKさんが退職されることになりました。リサイクルサークルの顧問だっ
た時、うちの山で学生たちが遊ぶときのお世話役など、いろいろとお世話になったの
でしたが、その現場でみておられたことからの挨拶は、大学と日本の全体をみつめる、
視点のたしかさと思いの高さをこめた、感動のスピーチでした。いつもはまったく無
口な人からのメッセージだけに、ボディーブローのように心にしみました。お名前を
出す許可はいただけませんでしたので、イニシャルにさせていただきます。
いつも受け付けでにこやかに迎えてくださったYさんとの別れもつらいものでした。
山口県立大学を退職される用務員Kさんの挨拶
私は、四代前の女子大時代の中山清次学長のころから、山口県立大学にお世話になっ
てきています。そういうなかで気付いたことを少しだけ申し上げます。
職員とか先生方は、学生への接し方や教え方で、今年はうまくできなかったとして
も来年があると考えられるかもしれません。けれど、学生にとっては一度きりのこと
で、取り返しはつきません。ですからそのことをよく考えて、しっかりやっていただ
きたいと思います。
山口県立大学は、全国的にみてもすばらしい学校だと思います。そういう思いを共
有してくださるのであれば、それを実現するために、いろいろな競争相手のことも考
えて頑張っていただきたい。かりに、東京大学がうちのキャンパスのすぐ隣にできた
としても、山口県立大学は大丈夫か、というようなことを仮想して問いかけながら、
発展していただきたいと思います。
いろいろと長い間ありがとうございました。
(拍手なりやまず)
臨時職員の雇用の更新が難しいということで、心ならずも離任されるYさんは、お
昼間から涙なみだの一日でした。きっと近いうちにまたお会いできると思っています。
たくさんの方からビールを注いでいただいて、お料理の一品目から進んでないんで
すけれど、ビールでお腹がいっぱいになってしまいました。(笑い)
本当にアットホームな暖かい職場でした。離れがたいですけれど、たくさんの方に
いろいろ教えていただいて、七年半やってこれました。
(「へぇ、そうなんか」の声)
いま思いますことは、またこんな職場で働きたいなぁということです。
フロアから合いの手「帰ってこいよー、帰ってこ~い~よ~!」(拍手と笑い)
(「そういうことよね!」の声)
いろいろなご縁をいただいて、たどり着いたこの職場で、教えていただいたことを
糧にして、いろいろ教えていただいたことを自分のプラスにしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
(おおきな拍手)
その他の方のご挨拶は、つつしんで割愛させていただきます。
ビデオから書きおこしたのは あんけい・ゆうじ でした。
--
公立大学法人 山口県立大学
地域共生授業担当
国際文化学部国際文化学科 学科長
教授 安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
〒753-8502 山口市桜畠3丁目2番地1号
山口県立大学