わが師わが友) 高校時代に出会った人々 RT @tiniasobu
2014/01/12
高校の同窓会に140字で書かないかといわれて、始めの3つを送りました。4つめはここだけ。
混ぜた薬品は、アルミナと赤リンでした。気をつけましょう。
自由な雰囲気
奈良女子大文学部附属高校の入学式で付き添ってくれた母がたいへん驚いたと言っていました。校長先生の式辞のあとで3年女子の生徒会長がした挨拶でした。「みなさん、いまの校長の言葉をまったく気にされることはありません。生徒が自主的に考えて積極的に行動して自由な学園をつくって行きましょう」
豪華な客員講師陣
附高在学中ぜいたくだと思ったのは、充実した客員講師陣でした。中国古代の詩人たちと一体化したような吉川幸次郎先生の名調子、生き生きとつやのある声で江戸時代の庶民の息吹がよみがえる中西進先生の古文、『春宵十話』などであこがれていた長靴をはいた数学者の岡潔先生。おもえば一生の宝物です。
「水くさいやないか」
進学は理系学部を目指していた私でしたが、高3のとき、1年2年の数学の復習のクラスではなくて、武部利夫先生の漢文を選択しました。ぶっきらぼうのようだけれど暖かみのある講義が好きでした。私の選択を知った担任で数学担当の玖村由紀夫先生が「水くさいやないか」と言われた表情を思い出します。
肝を冷やす
化学部に入って、高価なベックマン温度計を壊したりしながら楽しく活動しました。ある時、部員が調合した薬品をガラスの乾燥器に入れて帰宅したら、週末に大爆発。天井にガラスが刺さっていました。それでも一言も叱られなかった、顧問の丹波清先生の度量の大きさを思います。
いまぞわれら青春の時 は
武部利夫先生作詞の 学生歌です。