行動する仏教)特定秘密保護法案の廃案を 東本願寺の 宗務総長 の要望書 #buddhist RT @tiniasobu
2013/12/06
真宗大谷派(東本願寺)の声明がでていました。
戦争協力の罪責の懺悔から始まる。わが西本願寺の動きは?
http://www.higashihonganji.or.jp/news/important-info/4535/
2013年11月27日更新
内閣総理大臣への「「特定秘密保護法案」の廃案に関する要望書」提出について
本日、「「特定秘密保護法案」の廃案に関する要望書」を安倍晋三内閣総理大臣に
宛てに提出いたしました。
「特定秘密保護法案」の廃案に関する要望書
私たち真宗大谷派は、かつて戦争に協力した罪責を深く懺悔するとともに、仏教
の教えに立ち、戦争を許さない、豊かで平和な国際社会の建設に向けて歩むことを誓
いとしております。その教団を代表するものとして、「特定秘密保護法案」に対して
深い懸念を表明いたします。
本法案は、すでに各方面より指摘されているように、防衛・外交等に関する事柄に
ついての国民の知る権利を著しく制限するものであるだけでなく、情報を得ようとし
た者の処罰まで規定されており、国民が知ろうとすることも制限するものとなってい
ます。したがって、該当する事柄について、政府・行政が現在何を行っているのかを
知ることができないばかりか、速やかな事後の検証も困難となってしまうことが予想
されます。
先の大戦において多くの情報が国民に秘匿された歴史、また今回の東京電力福島第
一原子力発電所の事故において多くの情報が公開されなかったことに鑑みると、政府・
行政の動きに関する重要な情報が秘匿されることをできる限り制限し、国民の知る権
利を守ることが重要でありましょう。したがって、本法案は国及び国民の安全の確保
を目的とするとされていますが、それと引き換えに、私たち国民が不信と不安の中に
暮らさねばならない状況を生み出すものと考えます。それが真に豊かで平和な社会で
あるとは思われません。
私たち浄土真宗の門徒が願う阿弥陀仏の国土は、あらゆる存在をひとしくおさめと
り、安らぎを与え、養う世界であると教えられています。その願いに背いて戦争に協
力した教団の歴史への反省に立つとき、この法案が、現在そして未来にわたって、人々
の安らぎを奪うに違いないことを深く憂慮せざるをえません。
現在、震災及び原発の問題や経済・国際問題など、国民の多くは大きな不安を抱え
ながら生活しています。国は、公明正大に国民の信頼にこたえ、人々の不信や不安を
除くことを責務とするべきであります。本法案は、その責務に背くものであり、深い
懸念を表明するとともに、速やかに廃案されるよう強く要望いたします。
2013年11月27日
真宗大谷派宗務総長
里 雄 康 意
内閣総理大臣
安 倍 晋 三 殿
引用終わり