岩上安身さんを応援) 独立メディアの #IWJ が存続の危機。会員になってください。 RT @tiniasobu
2013/11/23
現場で果敢に取材し、それを流してくれるIWJが存続の危機にあります。
以下のメッセージを共有して、応援したいと思います。よろしくお願いします。
IWJ代表の岩上安身です。
2010年12月にIWJを設立してから、2年10ヶ月が経ちました。
いつもIWJをご支援いただき、本当にありがとうございます。改めて心より感謝申
し上げます。
この秋、IWJは、大きな存続の危機に直面しています。
2013年1月初頭に会員数が5000人に達しましたが、それ以後、毎月、5000人を割り
込んでは元へ戻す繰り返しが続き、8月15日に4563人に割り込んでから以後、5000人
台を回復していません。残念ながら、年内の目標として掲げた会員数1万人という目
標は、達成が厳しい見通しになりました。
会員数が足踏み状態を続けながらも、配信規模を維持するため、第三期は岩上安身
個人の資金をIWJに貸し付ける形で継続してきましたが、それも限界です。8月までで、
IWJの手元の余裕資金はほとんど底を尽いてしまいました。私自身も、1000万円以上
の資金をIWJに注ぎ込み、もはや私個人の預貯金も底を尽きました。
9月からは文字通り、手から口です。会費・カンパなどの収入がそのまま当月の固
定費の支払いにあてられ、余裕の資金はまったくない状態です。一刻の猶予もない状
態です。
残念ながら、寄付・カンパの件数や金額も、最近は落ち込んできています。IWJは
会費だけではまだ運営できません。寄付・カンパを必要としています。
IWJでは、各会計年度ごとに、寄付・カンパの収支を発表してきています。第二期
まで終了していますので、これまで2回、会員・サポーターの方々にメールにてお知
らせしてきましたが、お見落としの方もいらっしゃるようですので、これまでの経緯
も含めて、ご説明いたします。会計報告をお読みになっている方々には、一部、繰り
返しになりますが、御容赦下さい。
第一期の収支報告は、こちらです(2012年4月21日発表)。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/106365
第二期の収支報告は、こちらです(2013年6月25日発表)。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/106368
2011年度から2012年度にかけて、皆さまのご支援のおかげで、IWJの配信規模は約2
.3倍に急拡大しました。また、それとほぼ比例する形で、2012年度のIWJの収入は201
1年度と比較して1.8倍に成長して参りました。動画の配信だけでなく、速報、サマリー
、ブログ、メルマガなどテキストの配信も精力的に行い、数人だった常勤のコアスタッ
フも、20人を超えるまでになりました。在宅でペイワークに携わる外注スタッフは10
0人近くなります。さらに、2013年度にはこの配信規模を維持しながら、メルマガ「
岩上安身のIWJ特報!」とは別に、新たに一週間の総括をテキストで読むことのでき
るメールマガジン「IWJウィークリー」の発行をスタートいたしました。
インターネット報道メディアとしての基礎的なインフラは、皆様のご支援のおかげ
でこの2年で最低限整えることができたと思っています。
まず機材です。カメラ、三脚、ミキサー、モニター、PC、WiFiなど、中継・配信・
録画・編集の機材について、おかげ様でひと通り揃えることができました。
また、今年5月には事務所の移転を行い、それまでは複数の事務所に分かれて作業
をしていた各班のスタッフが、新オフィスへの統合により全員が同じフロアで仕事を
行えるようになりました。スタッフ間の意思の疎通、日々の仕事の効率化、そして機
動力のアップを実感しております。
新オフィスは、岩上安身が個人として自宅を担保にして銀行から借り入れ、貯金を
すべて頭金に投じて購入した中古のマンションを、スタッフ全員で使えるように改装
したものです。
外部のスタジオを借りなくても事務所内で撮影ができるように、スタジオ機能を整
えました。また、IWJではスタッフの誰かが毎晩必ず終電過ぎまで作業を続け、その
まま徹夜で朝まで仕事を続けたり、泊まり込みで頑張っています。深夜になり、帰宅
困難なスタッフがいても、シャワーを浴びたり、仮眠ができるようになりました。
人材も着実に育ってきています。IWJは、ジャーナリスト岩上安身個人のメディア
「Web Iwakami」が原型ですが、私の体はひとつしかありませんし、個人のやれるこ
とには自ずと限界があります。
岩上安身個人の事務所から脱却し、常に同時に複数の現場を中継・取材し、複数の
テーマを追い続け、多元的な情報の発信が行える、チームとしての報道メディアを新
たに作り上げる必要がある、そうでなくてはこの閉塞した日本の状況に風穴をあける
ことは難しい、そう考えて起ち上げたのが、IWJでした。
IWJのスタッフは、メディアでの勤務経験のない若手がほとんどです。経験はない
が、各自素質とモチベーションは高く、日々腕を磨いて成長を遂げつつあります。
メディアとして絶対に必要な3つの要素、機材、スペースの確保、そして何よりも
大切な人材の獲得と育成も、順調すぎるほど順調に進んできたと自負しています。
すべてはこれからだ、というところで、前述の通り、会員数の伸び悩み、資金難に
直面しているわけです。
会員数の伸び悩みは、IWJが直面している「成長の壁」です。これは次なるステッ
プのための試練の踊り場かもしれませんし、または、我々の限界、あるいは日本にお
けるインターネット報道メディアの限界なのかもしれません。まだその答えは出てい
ません。
あるいは、民意を無視しての原発再稼働、TPPの交渉参加強行、そして昨年末の衆
議院選挙、そしてこの度の参議院選挙の結果に、つくづく落胆し、政治への関心をな
くてしまったり、現実から一時的であれ目を背けたくなった方々が急増したためかも
しれません。そうであれば事態はより深刻です。
我々も、無力感にとらわれたり、挫けそうな気持ちに陥ることもありますが、その
たびに気を取り直し、自らを奮い立たせています。日本の自立と民主化は、まだまだ
これからです。民主主義の基礎となるのは正確な情報です。そのために、権力と資本
におもねらない、市民に直接支えられるメディアが、小なりといえど必要です。これ
からが本番なのです。
収支の悪化を食い止めるには、2つしか方法がありません。ひとつは支出の削減。
もうひとつは収入のアップです。
支出は、事務経費など、日常において節約できる経費は削っています。前述の通り、
機材などもひと通り揃えることができたので、人員の規模を拡大しない限り、新たな
機材の購入で大きく支出が必要となることは当分ありません。支出の大半は、実は人
件費です。収入の80%強が人件費に充てられています。
情報を収集し、企画を立て、中継を行い、取材をし、記事を書き、動画を編集して
UPし、WEBを管理していくという取材編集活動は、すべて人件費のかかる作業です。
削るとしたら人件費を削るしかありません。
2010年12月にIWJを設立してから、私は代表取締役ながら、2011年4月までの5ヶ月
間は無報酬で務めてきました。その後、いくらか収入が増えたので、2011年5月から
第二期までは30万円を役員報酬としていただいてきました(私以外にIWJに役員はい
ません)。第三期はこの役員報酬についても支払いはできていません。
まず、隗より始めよ、この役員報酬を50%カットします。税理士の御指導を受けた
ところ、期の途中で報酬の金額は変更できないそうなので、50%相当を私個人がIWJへ
寄付する形にします。まずは私自身が身を削ります。
他方、他のスタッフの人件費を一律にカットするわけにはいきません。スタッフへ
のペイも見直しますが、スタッフは皆、決して高額とはいえない報酬で頑張っており
ますので、大幅にダウンするとなると生活ができず、転職するほかないという人も出
てきます。
メディアの財産は人材に尽きます。せっかく仕事を覚えてもらい、時間と手間をか
けて育成し、経験も積んできた人材を失うのは取り返しのつかない痛手となります。
個々のスタッフの生活は守らなくては、IWJ自体が立ちゆかなくなります。
そうなると残る方法は取材件数、配信本数を制限し、その分、人件費をカットして
いく方法です。これは「このままだと配信本数の規模を縮小せざるを得ません」と、
度々ツイッターその他で申し上げてきた通りの方法です。
IWJしか報じていない報道、テーマもずいぶんあり、配信規模の縮小は忸怩たる思
いですが、蓄えが底を尽き、手から口という状態になった今、一刻の猶予もありませ
ん。収支が改善されるまでは、2割~3割の配信規模の縮小はやむを得ないと思ってい
ます。
ここで皆様にもう一度お願いです。
私自身をはじめ、スタッフ一同、もう一度初心に帰り、気を引き締めて努力し続け
ていきたいと思っております。
市民に直接支えられるメディアであるIWJには、会員・サポーターの皆様のご支援
が欠かせません。どうか、IWJへ寄付・カンパによるご支援もお願いします。仮に収
入が増えれば、その分は活動費・人件費に回し、配信規模の回復、そしてさらなる拡
大とコンテンツの充実に振り向けたいと思います。どうぞご支援をよろしくお願いし
ます。
寄付・カンパの口座はこちらです。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひこの機会にIWJの定額会員にご登録くださ
い。また、一般会員の方は、サポート会員への変更をご検討いただければ幸いです。
この度、IWJでは定額会員の皆さまからの「会費(年払い・月払い)」お手続きについて、ご要望を多くいただいている「ゆうちょ銀行 自動払込み」を導入いたします。詳細はこちら( https://www.siwj.jp/cd/user/Login/top )からログインしていただき、「お知らせ」を御覧ください。
岩上安身 拝
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