留学生はいま)済州島へホンジョ オプソイェー(いらっしゃい)
2011/12/07
晴れた日は一日だけでした
西帰浦市
西帰浦市2
セヨンギョ
セヨンギョ2
港の雰囲気
夕時
昔ながらの家屋
分別がしっかりされていました
土俗料理のムルフェ
多彩な調理法でいただくスズメダイ
ハンラボン
海女さんの服と道具
ソウルに留学中の済州島訪問記です。
ソウル方言でも、マル(言葉)とマール(馬)と発音が違うと習いましたが、済州
島独特の 中舌の音でしょうか。日本語ではオロチョンといっている母音が、その音
だと、チョンギョンス先生にならったのでしたが、どんな音でしょうか。
以下引用です。
安渓先生、アンニョンハセヨ。
一週間の済州島旅行から無事にソウルへ帰ってまいりました。
一日を除いてあとは雨や風の強い日が続き、海と共に生きるとはまさにこのことか!
という体験もしました。
自転車とバスを使った今回の旅でしたが、移動中に見た島の風景は沖縄と似ており、
たとえば大門がなく低めの家屋、風通しの良さそうな設計になっているなど・・・住
宅一つみても
ソウルのある半島とは異なる文化が存在しているように感じました。
バスや車の運転にもソウルとは大きな差が見受けられました。
いつでも車が優先されるソウルの通りと違い、歩行者が渡りきるのを待ってくれたり、
予定表どおりにやって来ない
バスに誰も「はやくきてよー仕事に遅れるじゃないの」という反応がなかったことに
も驚きました。
ソウルは2~3分待てば次のバスや地下鉄がやってくるのに、みんなせかせかしている
印象を受けていたからです。
また、小学校や中学校、あらゆる施設の門にはトルハルバン(守護的役割を果す石
像)が建っていました。
そして島全体に多くのごみ回収場が設置されており、分別がきちんとされているなー
ということもわかりました。
ソウルは少し歩けばゴミ箱があるのですが、なぜかポイ捨てが多いことと比較すると、
済州島はコンビニの中にまで入らないとゴミ箱はないのに、通りでのポイ捨ては少な
かったです。なぜでしょう。
現地の方ともたくさんお話をした中で、おもしろいものをいくつか。
訓民正音には済州島の方言が一番多く使われたということ。
そして、ハルモニハラボジ(おばあさん、おじいさん)の世代と若い世代では発音
の仕方が異なる単語もあるそうです。
馬はハングルで「マル」と読みますがハルモニたちはマではなく二つの母音の中間の
音を発するそうです。
若い世代はその発音ができなくても困らないから、習得はしないそうです。
つづいて、海に囲まれた済州島ならではの、ソウルに住む人間にはうらやましいお
話を。
島では秋刀魚をお金を出して食べるものではないということを聞きました。
済州島には秋刀魚よりももっと美味しい魚があるし、食堂へ行けばサービスとして出
されるものなんだよ、と。
ちなみに滞在中に私は鯖、太刀魚、スズメダイをいただきました。
このスズメダイ、調理法がいろいろあって、刺身や煮つけ、そして塩辛にもされま
す。
ソウルではサムギョプサルを食べるときにあみの塩辛を一緒に包むのですが、済州島
では
このスズメダイやカタクチイワシの塩辛を使います。
前回報告させていただいた牛や豚をさばくことと似ている点は、どちらも本当に美味
しいところを知っていて、
無駄なくほぼすべてをいただくところでしょうか。
最後に、海女さんの経営する食堂で聞いたお話。
日本や中国からくる観光客は、旅行会社が用意しているレストランで食事をするよう
になっていますが、
やはりそこは高いし観光客の好みに合わせた味付けをしています。
ところで、旅行客の中にも地元のお客さんがたくさんくる食堂で味わいたい、という
声が大きくなり
少し前に団体でやってきたそうです。
しかし結局は全然食べてもらえなかったようです。地元の人たちの好みに合わせた本
来の味と、ホテルのレストランとでは味付けや調理法にも
大きな違いがあるようですね。
そんな中でもりもり食べている私をみて、食堂の海女さんは「私もお腹空いてきた。
一緒に食べよう」と同じテーブルに座り、
完食していかれました。
私はこういった自由なところが気に入りました。
行く予定の島へ渡る船が雨と風のために二日連続欠航になったり、泊まる場所をあ
ちこち探して大変だったりしましたが、
初めての済州島旅行は良い想い出となりそうです。
写真を一緒に送ります。
気付けば2011年も残りわずかですね。2012年1月1日になると、私はこちらで25歳に
なってしまいます。日本では23歳のままですが・・・
では、アンニョンヒゲセヨ。
李由紀