半農半Xをめざすあなたへ)住む家よりも人・地域をみましょう #半農半X #akiya #nobunkyo #kasaoka RT @tiniasobu
2011/08/07
環境問題の最後の時間(補講、8月5日)は質疑応答にあてました。
5つ質問を受けたうち、4つまでは原発とエネルギー関係でした。
ひとつだけ
下関から来ておられる近藤慶一さんから質問がありました。
「自分も半農半Xを目指したいが、その方法などについて」という質問でした。
実際には、集落に入ることが多いし、あったか村のように1軒しかなくても、隣人
との関係はきわめて重要。そこに多くの落とし穴がある、ということをお話しました。
もう少し事例研究をすると、例えば
農文協が出している『季刊・地域』の2010年秋号の、「空きやを宝に」という特集で
す。
http://kikanchiiki.net/contents/?p=11
「季刊地域」No.3 巻頭言より
集落(むら)に生きる
行政がすすめる空き家対策兼定住促進策に「空き家バンク」がある。その多くは、
空き家を貸したい・売りたい持ち主と、借りたい・買いたい希望者を ネット上で仲
介するというもの。だが、この空き家バンク、成立に至ることは少ないようで、千葉
県のある市では、「10年間で成立したのは1件だけ」と聞い た。
そうした空き家バンクには「集落」という要素があまり含まれていないが、農村で
は、たとえ個人所有の空き家であっても集落 の意志が働くことがある。持ち主が貸
したい・売りたいと思っても、どんな人が住むのか、どの程度集落づきあいが果たせ
るかで、集落が可否を判断する場合す らある。集落にとっては、空き家といえど集
落の一部であり、住む人は集落の一員だからだ。
また持ち主の多くは集落の出身者で、 家を貸したり売ったりすることで集落との
きずなが失われることへのためらいがある。「空き家バンクはつくらない」岡山県笠
岡諸島の「島づくり海社流空き家 対策」(31ページ)には、そんな集落や持ち主へ
の配慮がじつに見事に盛り込まれている。
また今年度から「戸別所得補償制度」 がスタートした。これも「戸別」というだ
けあって、制度自体に交付金を集落で生かす発想はあまりない。だが現場では、水田
農家、酪農家、作業受託組織がそ れぞれの交付金を生かして飼料と堆肥の地域内循
環をつくる(64ページ)、集落全体の交付金で米粉活用のためのパン工房を建設する
(70ページ)などの動 きが起きている。
──編集部
この中で、31頁の「島づくり海社」流 空き家対策 という記事は必読だと思いま
した。
とりあえず、
島づくり海社については、
http://www.shimazukuri.gr.jp/akiya/monogatari/monogatari.htm
市長による説明もあります。
http://www.shimazukuri.gr.jp/kaientai/keieiron.htm