はだしのゲン)ポーランド語訳が完成・渡辺克義さん@山口県立大 #hadashinogen #hiroshima #YPU #poland RT @tiniasobu
2011/05/19
快挙です。読売新聞から引用です。
広島で被爆しながらも、たくましく生きる少年を描いた漫画「はだしのゲン」を、
山口県立大
(山口市)准教授の渡辺克義さん(51)が約7年かけてポーランド語に翻訳した。
タイトルは
「HIROSZIMA(ヒロシマ)1945」(全10巻)。かつて留学したポーラ
ンドも第2次世界大戦で
荒廃した経験があり、「復興へ立ち上がる日本人の力強さを、恩返しの気持ちも込め
て伝えた
い」と話している。(鶴結城)
渡辺さんが「はだしのゲン」と出会ったのは、新潟県の中学教諭だった1997年。
男子生徒
が図書室で夢中になって読んでいた漫画が気になって手にしたのがきっかけだった。
渡辺さんは一気に全巻を読破し、たくましい精神力で様々な苦難を乗り越えるゲン
の姿に感
動。大学院時代に留学したポーランドの出版社の知人に翻訳本の出版を打診した。し
ばらく音
沙汰がなかったが、2002年にオファーが来た。
その後、仕事の合間に翻訳を手がけた。日本語特有の擬態語や擬声語の表現に苦労
し、ゲ
ンの人柄を正確に伝えるために広島弁をポーランドの方言に訳すなど工夫も凝らした。
第1巻は04年8月に完成。すでに第9巻までがポーランドで発売されている。日
本の単行本
より一回り大きいサイズ(縦21センチ、横15センチ)で、現地の出版社には図書
館や小学校な
どから問い合わせが多数あるという。
作者の中沢啓治さんもポーランド語の翻訳について、「ゲンのメッセージが世界中
の多くの人
に伝わるのはうれしい」と話しているという。
第10巻の翻訳は2月に終え、5月中にも現地で出版される見通し。渡辺さんは「
ゲンを通して、
東日本大震災の復興に向けて立ち上がる日本人の力強さも読み取れる。ポーランドの
子どもた
ちに、苦難に負けず前向きに生きる姿が伝われば」と話している。
ソース YOMIURI ONLINE 2011.5.14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20110513-OYT8T01277.htm