原発事故)作業員の証言「そこは死の灰が降る戦場」 #fukushima #genpatsu #hibaku #jinken RT @tiniasobu
2011/04/16
原発事故の現場で働いている作業員Aさんの言葉です。
全文は http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2442 写真も載っています。
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以下抜粋して引用
「見慣れた福島第一原発の様相は、半月ぶりに訪れると一変していました・・・。敷
地内の重油タンクは津波のために大きく凹み、4号機近くにあった重量200tのクレー
ン車も踏み潰されたようにぐしゃぐしゃに壊れていたんです。戦場のような光景です。
周囲には消防車が不規則に停まり、散在したホースが行く手を遮っています。1号機
へ向かうにも、大きく迂回せざるを得ませんでした」
ようやく作業に取り掛かったA氏だが、妙なことに気づく。パラパラと、白い小さ
な物体が降り注いでいるのだ。
「最初は雪かなと思いましたが、よく見ると灰なんです。2号機からは絶えず白煙が
上がっていたので、中で何かが燃え続けていたのでしょう。雪と勘違いしたのは、放
射線量の強烈に高い2号機からの粉塵だったのかもしれません。まさに 〝死の灰〟で
す。もしマスクをしないで作業をしていたら・・・。考えただけで、背筋が寒くなり
ます」
高濃度の放射線の中では、長時間の作業はできない。A氏たちは20~30分ほどで仕事
を切り上げ、「免震棟(めんしんとう)」と呼ばれる、耐震機能が強化され放射線を遮
る特別な素材で覆われた敷地内の建物へ、昼前に引き上げた。建物の中に入り防護服
を脱ぐと、一人ひとりの作業中の被曝量を計測するのだが、A氏はそこで自分が大量
の放射線を浴びていたことを知る。
「私の防護服は、首回りの部分が完全には閉まらない状態でした。他の作業員はテー
プを巻いていましたが、私はそうした補強もしなかったんです。それがいけなかった
のでしょう。免震棟に戻り放射線量をチェックした保護官が、計測器に表示された数
値を見て慌てて叫ぶんです。『アルコールで湿らせたタオルで、すぐに首を拭いてく
ださい!』
私は『被曝してしまったのか』とパニック状態になり、言われるがままに、その特
別なタオルでごしごしと首を拭きました。直後に保護官が計測し直すと、どうやら問
題なかったようで『数値は下がりました』とホッとしていましたが、私は安心できる
はずがありません。身体が汚染されてしまったのではないかと、今でも不安でならな
いのです」
A氏の知り合いの作業員の中には、3号機のタービン建屋近くのマンホールを開ける
ために、4ミリシーベルトの放射線を浴びた人がいる。わずか4分ほどの作業だったと
いう。A氏が昨年1年間で浴びた放射線量は、約0・03ミリシーベルト。この作業員の4
ミリシーベルトという被曝量は、昨年150日ほど働いたA氏の1日あたりの被曝量、い
わば通常の被曝量の1万倍以上になるのだ。