政府の言い分)「妊娠中の方、小さなお子さんをもつお母さんの放射線へのご心配にお答えします」4月1日発行 厚生労働省 放射線 安心パンフレット #genpatsu #radioactivity #anshin RT @tiniasobu
2011/04/12
広島で開かれた長島の自然の国際シンポジウムに参加しておりましたので、更新が
とどこおっていました。
厚生労働省から、政府の定めた基準を信じていれば何の問題もない、というパンフ
レットが4月1日に出されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014hcd-img/2r98520000014hdu.pdf
パニックにならないで、という意図で作られたことは疑いませんが、4ページ目の
終わりの
万が一、規制値を上回った食べものをロにしてしまったからといって、健康へ
の影響が出ることはありません。
という文章は、あんまりです。
現在の汚染の範囲であれば、食べ続けなければ大丈夫という意味かと思われますが、
基準値を定める意味そのものを放棄したかのように受け取れる表現で、これをつくっ
た官僚はまじめに取り組んでいたとしても、エイプリルフールもの扱いをするべき表
現ではないかと思われます。
最後に次のように書いてあります。近い将来に変更や回収されるかもしれませんの
で、現在のpdfファイルを添付しておきます。
「このパンフレットは、平成23年4月1日現在の情報や考え方に基づいて作成してい
ます。状況に変化があった場合は適切にお知らせいたしますので、報道などの情報に
もご注意ください。
国やお住まいの自治体から指示があった場合は、その指示に従ってください。」
以下はその目次の紹介です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014hcd-img/2r98520000014hdu.pdf
<<放射線 安心パンフレット>>
・福島原発事故により放出されている「人工の放射性物質」と
その放射性物質からの 放射線量を心配するみなさまへ向けた
メッセージ。
発行元:厚生労働省
妊娠中の方、
小さなお子さんをもつお母さんの
放射線への
ご心配にお答えします。
~水と空気と食べ物の安心のために~
発行 2011年4月1日
はじめに:
第1章:「胎児」や「赤ちゃん」への影響について
第2章:「水道水」について
第3章:「空気」について
第4章:「食べ物」について
<参考>放射性物質とは
<参考>「ベクレル」「シーベルト」とは
以上引用終わります。
今日、4月11日、国際シンポジウムのエクスカーションで祝島におじゃましたとき、
お弁当を食べながら隣に座っておられた今中哲二さん(京大原子炉研究所)にお尋ね
したら、
ここまで食べても安全というよりは、将来ガンになるリスクが少し高まるとしても、
このぐらいまでは我慢しなさいという意味の基準でなのだ、と教えていただきました。
「もちろん避けられれば避けた方がいいけれど」とのことで、いろいろ教えていただ
きました。
それにしても、http://ankei.jp/yuji/?n=1363 で紹介した、日本に住むドイツ人へのドイツ政府の勧告に比べるとあまりにも大きな違いに驚きます。
チェルノブイリ原子力発電所事故の以来、日本は、輸入食品に対して370ベクレ
ル以下と
しこの暫定限度を越える食品については積み戻し措置を指示してきたのでした。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-01-04-07
安渓遊地