原発過酷事故)政府発表をまつ間に勉強しておきましょう @tiniasobu #genpatsu #radioactivity
2011/03/15
メーリングリストで以下の報告を受けました。ご参考になれば幸いです。
福岡空港にて 安渓遊地
以下引用
政府や東電の公式発表は、重大事が起こってからになる可能性が高いのではないか、
思っています。
天気・風向きに注意しつつ、避難する、屋内退避の準備をする、それぞれ判断しなけ
ればならないのではないか、思います。
役に立ちそうなURLなど、以下にまとめてごみました。
みなさんの参考になれば・・・と思い、ご案内します。
*原発重大事故の際に参考になりそうな情報のまとめ
http://wiredvision.jp/blog/gohara2/201103/201103131311.html
*福島原発で放射能放出
http://wiredvision.jp/blog/gohara2/201103/201103121239.html
*twitter
https://twitter.com/#!/natsumifarm
*原子力資料情報室(状況を解説、随時Ustream中継しています)
http://www.cnic.jp/
*チェルノブイリ事故の範囲と比較した、次の地図を参考にされると良いと思います。
http://convini.ddo.jp/imguploader/src/up7882.jpg
*田中優の’持続する志 「2011年3月15日 今日から空気は危険になる?」
東京に来るかもしれない放射能
http://tanakayu.blogspot.com/2011/03/blog-post_15.html
*分かりやすい放射線の量
http://twitpic.com/49ao4a
*内部被曝の問題について
3月20日はイラク戦争が始まって8年になります。
91年の湾岸戦争で、劣化ウラン弾が使用された結果、イラクで何が起こっているのか。
また、2003年からのイラク戦争で、さらに大量の劣化ウラン弾が使用されたこと、改
めて思い起こしていただければと思います。
知人から、矢ケ崎克馬さん(琉球大学の名誉教授・「隠された被曝」の著書・原子力
発電所の被曝労働者弁護団の科学的弁護を担当)の文章が送られてきたので、許可を
得て転送します。
【以下、転送】
矢ヶ崎克馬 「福島原発放射能漏れについて」
●最大の住民プロテクトは放射能の埃を体内に入れないこと。
●マスクをすること。屋外での食糧配布はやめて屋内での配布とすること。
●雨には当たらないこと、
●子どもの屋外での遊びは極力避けること、等々。
1.1.身体についた埃は洗えば除去できるが、身体内部に入って内部被曝を起す埃
除去できない。
基本的には環境が汚染された時には、いかに内部被曝を避けるか、外部被曝・付着被
曝を最小にするか、が問われる。内部被曝とは、外気を吸い込むこ
とで何年後かに癌になるのが特徴です。だから、徹頭徹尾外気を無防備で吸わないめ、
必ず、命を守るために、マスクをしなくてはならない。映像で除染しているとこ
ろが映されたが、作業員は完全防毒マスクをしていて、除染される住民はマスクもせ
ず無防備だったことは、許されることではない。
2.ガイガーカウンターで、放射線のほこりのガンマー線だけを拾っても駄目
なのはなぜか。それは、外部被曝では主としてガンマ線であるが、内部被曝はベータ
線が主でガンマ線とアルファ線もあるので、被曝量は内部被曝の方がはるかに多く被
害が深刻になるからだ。(崩壊した原子によるベータ線とウランによるアルファ線が
含まれる。)
3.放射能の埃は多原子からなる微粒子を形成するもので、崩壊は、核分裂で
生成した原子はベータ崩壊(ベータ線を出す)であり、燃料のウランはアルファ崩壊
が主である。セシウムや沃素はモニターされる原子であって、放射能の埃の正体であ
る放射性微粒子からは多種の原子からの放射線が出ている。すなわち沃素だけプロテ
クトして済むものではない。放射能の埃:放射性微粒子は放射性原子が一個一個別々
の状態ではないので内部被曝は余計に怖いものである。
4.ちなみに沃素-1は甲状腺に集中するので、非放射性の沃素であらかじめ甲
状腺を飽和させておけば新たな放射性沃素は定着しないものであるが、沃素だけのプ
ロテクトを強調するのは誤りである。
5.内部被曝では長期間体内に保持される。この被曝量は無視するべきでない。矢ヶ
崎克馬の試算では百万分の1グラム程度の摂取量で1シーベルト程度の被爆
になる。マイクロシーベルトどころの話ではない。少量の吸入でも確率的に発がんに
結びつくものであり、十万人当たり数十人のがん死亡者を上昇させる。これは10年規
模で判明する被曝被害であり、放射性の埃を吸引したことによるのが原因であるとい
うことは、患者からの解明では決して追跡できない。ごまかしが効く被曝形態である
が、数としては膨大な被害者群を形成する。
6.原子力発電は「内部被曝」による犠牲者を無視することによって、初めて成り立
つ商売である。欧州放射線リスク委員会の放射線による犠牲者は戦後6500万人に上る
という試算を留意すべきである。この中には原発による犠牲者が数百万人に及
ぶと考えられる。
7.ちなみに日本の放射性科学陣は内部被曝について世界一鈍感であると言え る。
8.住民の内部被曝を極力避けるような指示、方針を出すべきである。
以上、引用を終わります。
公立大学法人 山口県立大学
教授 安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
〒753-8502 山口市桜畠3丁目2番地1号
山口県立大学国際文化学部