中国電力)下関火力発電所の温廃水から残留濃度が92倍の塩素検出(中国新聞)
2010/11/16
中国電力の本社に3学会として申し入れに行ったとき、担当の森田さんが「温排水に
ふくまれる塩素の量の程度をご存じなんですか?水道水程度なんですよ」と言われま
した。
人間が呑んでも安全なレベルでなにを学者はさわいでいるのか、という言い方でした
が、その濃度でも、例えばカキの幼生はほぼ死滅することを指摘したところでした。
ところが、弁の閉め忘れで、40日ちかく高濃度の塩素を流し続け、基準の92倍もの
濃度の塩素が検出されてあわてて発表したというのです。
環境への影響について、どのような項目をしらべているのですか。海のいのちたちの
幼生への影響などは、しらべていないのでしょう。強く抗議します。
マスコミも業者の発表をうのみにして「周辺海域の調査で環境への影響はないという」
などと、書くのはやめてください。せめて、影響はない、と中国電力の担当の誰某は
語った、と書いてください。
安渓 遊地
以下引用
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201011150124.html
【速報】残留濃度が92倍の塩素検出 中電下関発電所 ’10/11/15
中国電力は15日、下関発電所(下関市)で、冷却用海水の放水口の残留塩素濃度が、
山口県や市との協定値(1リットル当たり0・05ミリグラム未満)の92倍だったと発
表した。周辺海域の調査で環境への影響はないという。県と市は16日、協定に基づく
立ち入り検査をする。
同発電所によると、2日の検査で1リットル当たり4・6ミリグラムの残留塩素を
検出。定期点検のため10月4日から停止中の火力発電1号機で点検時に閉めるはずの
次亜塩素酸ソーダの注入弁の一つが開いており、翌5日から今月12日までに、海に通
じる放水路に約200キロの塩素を含む次亜塩素酸ソーダが流れ込んだ。