上関)中国電力の環境監視委員会、平野禮次郎新座長で次回は1年後
2010/07/30
http://mytown.asahi.com/areanews/yamaguchi/SEB201007280052.html
からの引用です。
上関原発予定地周辺、スナメリ延べ58頭 中電が報告
2010年7月29日
中国電力は28日、上関原子力発電所の建設工事に伴う環境監視委員会の第4回会
合を広島市内で開き、準備工事に着手した昨年4月から今年3月までの環境監視結果
などを報告、了承された。希少な小型クジラ・スナメリについては、予定地から半径
約3キロの海域で計25日間、船から目視観察した結果、21日間に延べ58頭を確
認したと報告した。
天然記念物・カンムリウミスズメについては、半径5キロの海域で昨年9月から今
年6月までに、17回延べ25個体を確認したと報告。「周辺での繁殖可能性はある
が、予定地内での繁殖はないと考えている」とした。貴重な植物では、地形改変区域
で確認されたキンラン14株、ジュウニヒトエ147株などを、昨年10月に改変区
域外へ移植したなどと報告した。
冒頭、座長だった塚原博・九州大名誉教授が体調不良で委員を辞めたことに伴い、
新たな座長を平野禮次郎・東京大名誉教授に決めた。次回は1年後に開き、今年度の
調査結果を報告するという。
以上で引用をおわります。
平野先生とはどういう方かとおもってしらべてみたら、
http://new-k.livedoor.biz/ がヒットしました。高齢の塚原先生のピンチヒッターのようです。
1月29日、中国電力は、上関原発建設に伴う環境への影響について有識者から指導
を得る「環境監視委員会」の第3回会合を、広島市内のホテルで開いたようです。同
委員会は、中国電力が08年9月11日に設置した自主委員会で、座長の塚原博・九州大
学名誉教授をはじめ、海生動植物や陸生動植物、大気環境、水環境の専門家7人で構
成されています。
今回の会合には6人が出席し、中電側は、敷地造成工事に着手した09年4月から12
月末の間に実施した、環境影響評価法などで義務づけられた環境調査(大気質、騒音、
振動、水質、陸生生物、海生生物、希少貝類等)を報告、すべての項目が適正水準で、
動植物への影響も観察されなかったとし、委員会側はこれを了承したようです。
終了後の会見で、環境監視委員会の塚原座長は、第三者の専門家や学会から環境影
響調査をやり直すべきだと批判(1月10日のシンポジウム等)が出ている点について、
「このように適切に対応しており、やり直すつもりはない」「学者によって理念や思
想の違いはある」などと述べたようです。また、塚原座長は高齢を理由に退任を申し
出て了承され、次回までは副座長の平野禮次郎・東京大学名誉教授が代行し、新たに
委員1人を選任するようです。
中国電力は今回の会合を受け、「工事工程や計画変更を踏まえても、既に実施した
環境評価結果が変わらないことを確認できた」などとしているようです。次回は10年
6~7月に開催予定で、中電側は09年度の調査結果をまとめて報告し、同委員会の了承
を得て山口県に提出するようです。
別のサイトによりますと、なかなかお元気な方のようです。
前北里大学水産学部長の平野禮次郎先生が、このたび傘寿を迎えられました。 先生
の今後のますますのご壮健を願う意味で、平成20年10月24日(金曜日)午後1時 ...