8/7-8/8) 上関田ノ浦アカテガニ&ナメクジウオ観察会のお知らせ
2010/07/25
長島の自然を守る会と、日本生態学会上関アフターケア委員会共催の観察会のお知ら
せです
上関田ノ浦 アカテガニ放仔&ナメクジウオ観察会
日程
8月7日(土)16:30 蒲井港駐車場集合
17:00 人々のつどいのいえ到着
夕食(DVD鑑賞)
18:00 海岸散策
19:30 アカテガニ放仔観察
21:00 観察会終了
22:00 宿泊者は宿泊場所に移動
8月8日(日) 9:00 田ノ浦のナメクジウオ&海生生物について説明
10:00 海岸に移動
11:00 海岸生物調査
12:00 昼食
ナメクジウオ採取の見学
15:00 人々のつどいの家で解散
?場所 山口県熊毛郡上関町長島田ノ浦(上関原発予定地・埋立予定地)
?宿泊 人々のつどいの家or町民の会事務所
?)人々のつどいの家は中国電力の埋め立て工事の動きに
よっては利用できない場合もあります。
利用できる場合は1泊1,100円です。
?)町民の会事務所は田ノ浦から車で30分の室津にあります。
1泊1.000円で宿泊できます。
お風呂も入れるようになっています。
?アクセス
?)公共交通機関利用の場合
広島駅→柳井港駅:JR山陽本線下り1時間20分
徳山駅→柳井港駅:JR山陽本線上り40分
柳井港駅→柳井港:徒歩3分
15:30 柳井港から祝島行き定期船に乗船(上関港運)
↓
16:15 蒲井港で下船
↓
16:20 蒲井港駐車場に到着
?)自家用車利用の場合
山陽自動車道 玖珂ICまたは熊毛ICより約1時間30分
?参加費
船チャーター代 2,000円程度
蒲井港からの配車代 500円
資料代 500円
?申込
?)締切 8月4日(水)期限厳守でお願いします。
8月5日は広島の原水禁世界大会「ひろば」開催もあり
5日以降の申し込みは対応できません。
?)内容
氏名・連絡先(特に緊急連絡先は必ずお知らせ下さい)
大人・子供の別(中学生以上は大人)
集合場所までの交通手段
?)申込先
長島の自然を守る会
代表 高島美登里
携帯 090(8995)8799
電話&FAX 0820(62)0710
E-mail:midori.t◎crocus.ocn.ne.jp(◎を@に変えて送信)
事務局長 森田修
電話&FAX 0820(4792120
?その他
?)アカテガニorナメクジウオどちらか一方のみの日帰り参加もできます。
8日のみの参加の方は蒲井港駐車場に8:30に集合して下さい。
?)7日の夕食は個人持参です。
?)7~8日参加の宿泊者については
8日 朝食 300円
昼食 500円
で予約を受け付けます。
締切日(8月4日)までに予約されない方は自分でご準備下さい。
?)服装
7日のアカテガニ観察は蚊や虫に対応できる長袖のもの、履物は長靴が便利です。
懐中電灯は必ず持参してください。
8日のナメクジウオ&海岸生物調査は海岸に下りる農道は
マムシ・ハチなどに対応できる長靴・スニーカーが安心です。
海岸では海水浴・シュノークケングなどもできます。
?)アカテガニ放仔とナメクジウオの説明については以下をご参照下さい。
(佐藤正典先生の解説より抜粋)
アカテガニは、その生活史を通して、海と陸を行き来する生物である。
日本各地の海岸部における開発(堤防、護岸、道路などの建設)は、
この行き来を妨げ、同時に、陸上部でのアカテガニの生息地も
奪ってきたと思われる。現在の瀬戸内海沿岸では、「海岸から山林まで
人工建造物に遮断されることなく連続している環境」が残されている場所は
たいへん少ない。したがって、今回長島で観察されたような多数個体による
集団生殖行動が見られる場所は、もうほとんどないかもしれない。
この点からも、長島は貴重な場所と思われる。
(日本生態学会中国四国地区会報No.59より抜粋
執筆;佐藤正典)
現在日本に残された健在産地は、有明海の一部など
ごく限られた海域(潮下帯)のみである(逸見ほか、2000)。
瀬戸内海も、かつては本種の主要産地であったと思われ、
広島県三原市有龍島がナメクジウオ生息地として
国の天然記念物に指定されているが、そこの個体群は今はほぼ壊滅の状態である。
このような状況を考えると、今回、2000年5月6目の調査で
瀬戸内海西部の周防灘の長島と祝島の間の海域でナメクジウオの健在産地が
確認されたことは大変貴重であり、その保全はきわめて重要である。
長島の自然を守る会の
代表 高島美登里さん提供でした。