留学生は今) ソウルは今日も晴れています。
2010/06/23
ゼミ生の李由紀さんから、メールが届きました。
安渓先生、こんにちは。
山口の天気はいかがですか。
ソウルは雨が降らず、連日30℃近くまで上がっています。
学校は先週から新しい校舎に移動し、以前よりも日差しが強い教室にて勉強をしています。
この夏学期だけ韓国語を学びに来ている学生もいて、毎日「はじめまして」と自己紹介している気がします。
いま、サッカーのワールドカップが開催されていますね。
休憩時間になると、友達と優勝国を予想したりして盛り上がっています。
私は日本にいるとき、サッカーや野球の大会などに関心がありませんでした。
「みんなで一緒に応援する」ということが、なんだか怖いと感じていました。
昨日は韓国代表が16強をかけて、ナイジェリア代表と試合をしました。
その試合をなんとクラスメイトと一緒に応援に出かけてきました・・・。
平日の深夜、放学期間の学生ならともかく、試合終了後の数時間後に出勤する会社員、子どもたちまで
集まって応援しました。
私たちが行ったところには、3万5千人が集まっていたそうです。
前日からソワソワされていた先生方も、今日の授業中はいつもより嬉しそうでした。
とういうことで、今週末もまた応援に出かけることになりそうです。
留学中の二度とない経験として、米国・シンガポール・モンゴルから来たクラスメイトと楽しんできます。
そうそう、この度の応援で、私はフェイスペイントに「COREA」と書いてもらいました。
応援会場の付近に、無料でペイントを施してくれるコーナーがあったためです。
最近、「KOREA」よりも「COREA」と書くことが増えているそうですよ。
この件に関連して、名前の大切さを改めて実感しました。
私が「李由紀」と名乗ることで自分の存在を認識できるように、「COREA」にも意味があるのだと思います。
そして、学校で出会うさまざまな国の人間、その中にいる在日や在米のキョッポ(同胞)と語り合うことで、
また違ったところから自身を見つめられるようになりたいです。
応援に行った際の写真は、現在友人に送ってもらっているので次回添付できればと思います。
代わりの写真を送ります。
・市場にて山積みになったスイカ
・近所のカフェの照明
・毎日誰かに書いている手紙の便箋たち
貴子先生、ゼミの仲間たちはお元気ですか?
それでは、また。
李由紀