環境システム履修生・中国環境研修訪問記
2009/10/09
「環境システム」を履修している3年生3人は、「環境実践専門演習」の授業として、8月17日~23日、中国山東省を中心に、中国の環境事情を学びながら、山東大学、曲阜師範大学を訪問し、学生の交流を深めました。
初めに、引率した脇坂先生の教え子が要職を務めている中国政府建設部を訪問し、中国の都市計画などについて聴いたのち、実際に北京市内の街路樹を中心に都市計画の実際を学びました。
山東大学では、日本語を学んでいる学生とともに、大明湖やスーパーマーケットを散策し、「なまの庶民感覚」も知ることができました。
済南市の下水処理場では、その敷地面積の広さと場内の環境のすばらしさに、皆感心。場内では処理後の汚泥を肥料にしたたくさんの野菜や桃などの果物が随所に栽培され、学生たちからは「とても下水処理場とは思えない。」と感嘆の声も上がっていました。
もちろん、処理技術も非常に高いレベルにあり、中国が環境対策にも力を入れ始めたことが実感されました。
本学と姉妹提携を結んでいる曲阜師範大学を訪れると、偶然にも本学からの語学研修生と遭遇。「次の授業があるから」と束の間の語らいでしたが、異国の地での思いがけない出会いは「嬉しさ百倍」といった感じでした。
今回の学生の参加はわずか3人でしたが、皆、「ニュースで見る中国と違って同じ人間、日本の学生と変わらない。」ことを実感し、これは未来に向けて目を開かせた大きな収穫でした。