地域共生演習「マロニエキャンプ」
2009/08/05
2009年7月4日(土)~5日(日)宮野岩杖にある「森の夢」で学生達が1泊2日のキャンプを行いました。
(1日目) 森の夢に植樹されたケヤキ・コナラの下草刈りを行いました。炎天下の中の作業、足場の不安定な斜面での下草刈りに学生達は苦戦したようです。
広葉樹を増やして、豊かな森の再生に取り組んでおられるマロニエの森の会のみなさんはボランティアで10年以上も自然環境を守る取り組みを続けてこられました。ケヤキは100年後に錦帯橋の一部に生まれ変わることが会の夢だそうです。そんな会の思いを聞いた学生達は、大変な作業の中からそれぞれに感じる思いがあったようでした。
夜は、地域の方を招いての交流会。みんなで楽しい食事をしながら交流を行いました。
そのときに会長の斎藤さんより、少し厳しいお言葉があったそうです。
「自然環境を守ると言って森林に入る人に限って自然を破壊していることが多い。」
学生達の胸には会長の言葉がとても響いたようでした。学生達の日誌からですが、「大学生として、今のままではいけないと感じた。」「自分が選んだ授業なのだから、苦しくても、しんどくてもできる限りのことをやろう。」「自然と人とのつきあい方について考えさせられた。」とさまざまな思いがあったようです。
夜は竹のベッドに蚊帳をはり、学生達は就寝しました。とても寝心地がよいとは言えないベッドで、深い眠りにはつけなかったようです。
(2日目) 前回安全教育で習った草刈り機を実際に使用して、マロニエロードとモミの木の下草刈りを行いました。昨日の斎藤さんの言葉があり、学生は自分たちの作業に熱心に取り組みました。「今日は自分が決めた所まで草刈りを絶対やり終える!!」と意気込んだ学生もいるようです。会長からも「2日目のほうが生き生きしているね。」と声をかけられた学生もいたようです。
作業の後はドラム缶の窯でピザを焼いてみんなでおいしくいただきました。学生達は今回の実習を通して多くを学び、これからの大学生活におおいに生かしてくれることと思います。