「百歳を超えて-世界の長寿地域からの報告」
2009/02/17
2009年2月12日(木)17:30~ 山口市菜香亭で第2回やまぐち地域再生フォーラムが開催されました。
今回は韓国ソウル大学校社会科学大学より、チョン・ギョンス教授をお招きして、チョン先生が世界の百歳を超えて生きる世界の人々のフィールドワークのお話を、写真とともにお話いただきました。
長寿地域で主に食べられている食べ物や、実際に百歳を超えた方とのお話を沢山聞くことができました。
年齢を確認するのが難しいそうで、始め126歳と聞いていたけどよく調べたら102歳だったというのが印象的でした。
小川全夫先生は新しい百寿者研究についてお話をしていただきました。日本には現在約37,000人の百歳以上の高齢者がいるそうで、山口県には約700人いるようです。
また、性別べつには女性の百歳以上の高齢者の人数が圧倒的に多いようです。今後、百歳以上高齢者の人数は増加する見込みで、少子化問題で、それを支えていく若者の減少や、現在の社会の問題もあり多くの問題があるようです。高齢者の生涯現役社会づくりのためには、参加(生き甲斐、仕事などをもつ)、健康、安心・安全が重要な3本柱となるようです。
最後に参加者から質問がありました。「日本の高齢者の余暇の過ごし方は、テレビを見ることが一番多いと思います。長寿地域での高齢者の過ごし方はいかがですか?
もしテレビを見ているとしたら、どのような内容ですか?」
チョン先生からは「長寿地域でも各家庭にテレビはあるがほとんど見ていない。」ということでした。質問者は「やっぱり。・・・」と納得されていました。
生涯現役であるためには、仕事を退職した後もやりがいをみつけ、外での活動に積極的に参加して、また周囲の家族や知人が理解して、見守ってくれることが大事なんだと実感しました。
参加いただいた方もとてもいいお話が聞けたと喜んでおられました。