地域共生演習「田んぼの学校」
2008/08/01
2008年7月12日~13日 地域共生演習授業で受講生10名 先輩学生6名が仁保坂本にある「田んぼの学校」を訪れました。
田んぼの学校とは
http://www.tanbonogakko.net/
1日目 「田んぼの学校」参加者の家族と一緒に田んぼの生き物調査を行いました。
学生達は参加者の子供達と一緒に裸足で田んぼに入り生き物を採集しました。
採集した生き物を一度集めて、生物認識を安渓貴子先生と生活環境学科の先輩学生(ハムさんとカンさん)より指導をしてもらいながら行いました。
お昼は坂本側の川べりで各自もってきたお弁当と、地域の方がきゅうりの漬物を用意してくださったのを頂きました。お漬物がとってもおいしかったです。
お昼休憩の時間、元気いっぱいの先輩ひかりさんを筆頭にみんな洋服を着たまま川へザブン!!
午後からは田んぼより下流に位置するビオトープに場所を移して生物調査を行いました。
田んぼでは見られなかった生物もいました。
ビオトープでは、地域の方が切ってくれた竹を使って筏や橋を作りました。
みんな子供の頃に戻ったようにはしゃいで、いつの間にかみんな仲良しになって遊んでいました。
竹を使ってマイカップも作りました。個性がでていて面白い作品をつくることができました。
夕食は坂本川の川べりでバーベキューを行いました。地域でとれたお米に野菜、地域の方が用意してくださったお漬物。あまりの豪快さにびっくりしたのが、鮭まるごと一尾!!
まるまる一尾を網の上で焼き食べました。味は絶品でした。
食事をしながら学生と地域の方々が交流をしました。
夜は4家族のお家にわかれてホームステイさせていただきました。
2日目 朝は各ホームステイ先にてお手伝いをしました。畑に行ってとれたてのきゅうりを食べたという学生もいました。何もつけなくてもとってもおいしかったそうです。
お寺の清掃をした学生もいました。早朝からの作業で疲れたそうですが、その後の朝食がとってもおいしくて、お腹いっぱい食べたと喜んでいました。
お昼前に坂本川の川沿いに集合して、茶粥を作りました。お茶は仁保でとれた番茶を使いました。
午後、1日目の生物調査から水質環境について結果をだしました。仁保坂本の水質環境は生物の種類も多く、とってもきれいだということがわかりました。
それは、地域の方がたが一生懸命、今まで守り続けてこられた賜物だと実感することができました。
お別れの時間ホームステイ先の家族と抱き合って、涙を浮かべて別れを惜しんでいました。
地域の方にとっても学生にとっても貴重な時間になったことでしょう。
この実習を通して、私達がごはんを消費することが、田んぼ周辺の生物多様性につながり自然環境を作っていくことになると実感できました。また、お米や野菜などの食物は農家の方がたが一生懸命、熱い思いでつくられているのも間近で見ることができたので、粗末にすることなく感謝していただこうと思います。