サンデー山口)県立大学の森が自然公園になりました
2008/04/18
森林浴や散策ができる癒やしの空間
県立大学の学生らが、森林ボランティア活動団体・マロニエの森の会の協力を得て、桜畠の同大看護学部棟裏の雑木林を整備。森林浴や散策ができる「森の自然公園」をつくった。
同大学の裏手には広大な敷地と森があるが、学生をはじめほとんどの人に知られておらず、大学から依頼を受けた林業家らが間伐する程度で、一般の人が散策できる状態ではなかった。そこで大学は、「せっかくの自然財産を何とか有効に活用できないものか」とマロニエの森の会と話し合い、地域共生授業(地域実習)および文部科学省が薦める学生支援プログラムの一環として、学生が主体となって整備をすることにした。
実習授業は学生8人が参加して2月23日から25日までの3日間で実施。切り倒されたままになっていた木を森の外へ運び出したり、山道の整備などを行い、また、同会員の指導のもと、間伐材を使ってベンチやテーブルも製作した。
そして授業終了後も、学生らは引き続き自主的に看板・案内板の製作やペンキ塗りなどに汗を流し、このほど森の中に公園を完成させた。活動に参加した同大4年の本田ゆめみさん(21)は「せっかく森をきれいにしたのだから、今後も学生の手で継続的に整備し、学生や市民に開けた癒やしの空間となってほしい。公園でいろいろなイベントもできたら楽しいはず」と話している。
新聞そのものは、
http://www.sunday-yamaguchi.co.jp/pdf/2008-04-18-1bu01.pdf
にのっています。