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8/12)周防大島と徳地の「お見合い」の感想その3

2007/08/19(日)


平成19年8月19日づけで、

 石丸祐司さんが訪問記をおよせくださいました。


8月12日 周防大島訪問記

 移民を多く出した地域は、農耕面積が小さい等の理由もあるでしょうが、バスの中での説明にもあったように、外に向かって開かれた人たちも多いのでしょう。更に人、モノ等の海外交流を通して磨きがかかったように感じました。
 ラテンの気質を持っているという説明を聞くと、酪農家に嫁いだパワフルな奥さん、民家の一角で柏餅やおはぎ等を作っておられる奥さん、ボランティアでガイドをしておられるOB人材の皆さん等なるほどと納得できる気がします。
 ラテンの人たちは、できるかできないかを考える前に、まずやろうと思うことを優先し、やろうと思えば何時かは実現するという気の長いところがあります。徳地とは違う人たちとの交流は、多くの学ぶ点と活力を得ることができるでしょう。
 長い交流をするには、似たところ、違ったところとGive & Takeが重要だと思います。石風呂については竹本さん他のご努力もあり、Giveできる最大のものでしょう。豊かな佐波川、水田や森林も島にはないものでしょう。
 ガイドの中に出てきました道の駅及び駅周辺にできた海や山の市場に非常に魅力を感じます。NPO等の町おこし活動のソフトウエアも学ぶところが沢山あります。
 先日、NHKを見ていたら、海の小学校と雪深い山の小学校が10年以上にわたって50人レベルで泊り込み交流をしていました。周防大島にあって徳地にないものと徳地にあって周防大島にないものを発見できれば、長い普段着の交流ができるように思います。
 バスの中でも話しましたが、徳地で今後重要なものに、道の駅や川の駅があります。徳地を移動する人・モノ・金の通り道ではなく、留まる場所にする必要があります。車や自転車や徒歩で移動している時に、立ち止まって何人の人と会話ができるかがポイントになるのではないでしょうか。先日津和野の町を歩いていたら、町屋の戸が開いていて、柱に“どうぞご自由に休んでいってください”と書いてあり、入り口の石の手水鉢に水練があり、飲み物も置いてあり、なんだかほっとしました。少しの工夫と少しの努力で訪問者にも地域の人にも快適な町を作れそうです。


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