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上関)満月農園園長・遠藤章人さん(広島)の発言
2010/02/27
毎日新聞からの引用です。
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20100227ddlk34070585000c.html
広島の発言2010:
満月農園園長・遠藤章人さん /広島
◇原発、未来に責任を--遠藤章人さん(28)
廿日市市津田で、農薬や化学肥料を使わず、土作りを大切にした有機農業を営む。豊
かな自然に恵まれた「満月農園」(ホームページhttp://www.geoci
ties.jp/mangetunouen/)。米や野菜など60種類を栽培し、
旬の作物を広島市や廿日市市の消費者に直接届けている。“顔の見える”生産・流通
の関係を作りながら、隣県の山口県上関町で中国電力が進める上関原発建設計画に反
対している。
「自分は自然のおかげで毎日ご飯を食べさせてもらっているが、原発は一時の利益の
ために、放射性物質や温排水で『命のつながり』を壊してしまう。持続可能なもので
はない」
昨年9月からは、海域埋め立て工事に着手しようとする中電に対し、対岸約4キロの
祝島の島民らが阻止行動を展開。漁船でバリケードを作り、「原発ができると自然が
壊され、漁で生活できなくなる」と訴えた。遠藤さんも連日、カヤックなどに乗って
阻止行動に加わった。
「一番影響を受ける人たちが『いらない』と言っている原発を、なぜ作ろうとするの
か。自分の親ほどの歳のじいちゃん、ばあちゃんたちが『帰ってください。お願いし
ます』と懇願しているのに、どうして中電は強引に進めようとするのか」
長男新太郎君(7)と次男いお君(1)の2児の父。初めて米作りに挑んだ昨年の夏、
自分が育てた稲穂を見て、本能的に「これで家族が増えても食べさせていける」と思っ
た。妻京子さん(35)の先祖たちが大切に守り続けてきた田畑で、生活の糧が得ら
れるありがたさを実感した。
「田畑を守ってきた過去の人たちとつながっていると感じるし、子どもたちにも同じ
ように残さなくてはならないと思う。上関町の海や人のつながり、文化も原発で壊し
てはいけない」
野菜を売るお客さんに、上関町の海産物などを買ってもらう試みをしている。上関町
と広島を「消費」という線で結びつけたい。高齢化や産業衰退にあえぐ上関町が原発
に頼らずに「自立」することに、微力でも役立ちたいと思う。
阻止行動で知り合った仲間たちとともに「上関原発を考える広島20代の会」を結成。
昨年10月には広島県内の若者371人の賛同を集め、山口県に建設中止を要望した。
映画「東京原発」の上映運動にも参加している。
「賛成でも、反対でもいい。未来に責任を持った判断ができるよう、原発のことをよ
くよく考えてもらいたい」【樋口岳大】
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■人物略歴
◇えんどう・あきひと
82年、新潟県生まれ。高校卒業後、彫刻家を志し埼玉県へ。自然エネルギーや有機
農業に関心を持ち、08年に妻の故郷の廿日市市に移住、就農した。「上関原発を考
える広島20代の会」呼びかけ人。


