調査されるという迷惑)文体も超読みやすいので激しくおススメ!して下さっているブログがありました
2009/07/17
東大の珍獣と自称する ITO Shogoさんが、ブログ
で次のようにかいてくださいました。伊藤さんは、フィリピンのスモーキーマウンテンの家でホームステイさせてもらってから、いろいろ考えることがおありのようです。
http://shooogo.blog100.fc2.com/blog-category-8.html
です。
以下引用。
No imageなのが残念ですが。
「調査されるという迷惑」 安渓遊地
前回読んだ「ネイティブの人類学と民俗学」に関連して。
フィールドワークをする人だけじゃなくて心理学、教育学など「人」を対象とする研究、職業
につく人に是非読んでほしい一冊。いかに自分が「調査する側」とか「学問をする者」として驕った
気持ちで対象となる人々に望んでいるかを反省させられる一冊。
フィールドワークという研究ツールの弱点を、フィールドワークそのものを通して
発見する安渓さんの観察眼の鋭さと、その弱点をいかに克服するかという事を身を持って
示した安渓さんの人間性に感服。そしてやはりこういう一連の考え方、見方が「忘れられた日本人」
の著者、宮本常一からきていることに納得!
「調査する側」「される側」という固定した対立関係を
「ともに仲間となる」新しい地平へ向けて解き放つ道についての提案です。
(はじめに より)
村の人の生の声が書いてあったり、自身の失敗談も綴られていて勉強になる。
最終的にどうやって引用部の境地に至るのか、という話にメインとして触れられていないのが
多少残念だけど、ここばかりは「調査する側」の力量次第な気もする。
本当に100ページくらいで、文体も超読みやすいので激しくおススメ!
引用終わり