文化人類学・地域学・環境学)いのちの声に耳を傾ける暮らし RT_@tiniasobu
2021/01/15
某大学の15回の授業の最終回です。
1. アフリカや沖縄でのいろいろな暮らしを経験してきたわが家が、いまどのような暮らしをめざしているかの動画をご覧下さい。
いのちの声に耳を傾ける暮らし https://youtu.be/Av01BJ8nc08
動画の補足資料
サティシュ・クマール師が来日されたときの動画は、以下にあります。https://youtu.be/T0Gt8Nzlbic
上関の生物多様性(日本生態学会の自然保護専門委員としての活動です)http://ankei.jp/yuji/?n=2453
以下は大学生向けのレポートの書き方指導です。一般の方には退屈かとおもいます。
2.今回の課題は、最終レポートのタイトルと100字程度でその内容を端的に示す「目標規定文」を書くというものです。
より書きやすいように、アドバイスを差し上げることがありますが、それを採用する、しないはご自由です。
全体を通しての感想や質問があれば、それは自由に書いていただいてかまいません。
目標規定文とは→木下是雄先生の『レポートの組み立て方』(ちくま学芸文庫)を読んで大学生がまとめたサイトが読みやすいですね。ただし、出典を書いていないので、大学生のレポートなら没です。
https://yoshi0-0.hatenadiary.jp/entry/2018/08/09/144828
3.今回を含めて、これまでのあなたの小レポートの数(出した回数)を合計してみましょう。
点数は無視してください(みなさん真面目に取り組まれました)。それを3倍したものがあなたの平常点です。全部出された場合は15回ですから、最高で45点になるはずです。小レポートの数が9回以下の方は、3分の2以上出席という条件が満たされませんから、最終レポートを出す権利がありません。ただし、課題をきちんとやって下されば、最終レポートの締め切りに間に合うように、追加で小レポートを出されることはかまいません。ただし、採点およびコメントができないことをご了承ください。
4.最終レポートは、今回とは別の課題として提出していただきます。テーマは、以下のいずれかを選択してください。長さは、本文1200字以上(上限なし)。表紙はいりません。冒頭に、あなたの平常点の合計を書いて下さい。資料や引用文献(必須)は分量に数えません。出典を示さない無断引用は、盗作とみなされますので、書き直しをお願いすることがあります。(そういう場合、アメリカの大学では退学処分なんだそうです。ちなみにGoogleclassroomには、レポートのコピペ部分を発見する機能がついています)。
A.コロナの時代に、それでも文化の多様性を尊重する生き方を自分または親しい人に提案する内容。(手紙形式も書きやすいかもしれません。その場合も文献の引用は必須です。)
B.文化人類学をめぐって自由に設定したテーマ。(授業で取り上げたテーマでもそれ以外でも可、ただし自分の生き方と関わりがないレポートは、評価が低くなります。6の採点基準参照。)
5.評価のポイント(到達目標)は、シラバスに書いた通りです。
(1)異文化こそが自分を映す鏡であるという、文化人類学の基本的なものの見方を身に付けている。
(2)自文化へのこだわりを離れ「みんな違っている」ことを基礎としたより高い視点に立つ心構えをもっている。
(3)自分と異なるものの存在を認めない不寛容に対して、どのように対処すべきかという問いに、日常生活の中で具体的に応えられる力を身に付けようとしている。
6.最終レポートは60点満点です。具体的な採点基準は、
K気づき点:授業の前と比べて自分の考え方や態度・行動がどのくらい変わったか。(50%)
M学び点:具体的な知識の詳しさや正確さ。文末に示すだけでなく、文中での文献の引用ができているか。(40%)
H表現点:独自の表現があるか、誤字脱字はないかなど。(10点)
平常点と合計すると105点満点になりますが、100点を超えた場合、成績は100点と記載されます。
文献の引用の仕方の復習→http://ankei.jp/yuji/?n=287
7.お願い
読ませていただいて私が感動したレポートがあったら、来年度以降の受講希望者や、文化人類学に興味をもつ一般の人向けに、大学名と執筆者の名前を伏せて安渓のブログ(http://ankei.jp)で公開することを希望します。成績には関係ありませんから、公開可か不可かをレポートの末尾に書いておいてくださるとありがたいです。書いてない場合は公開しません。(名前をつけての公開を了承あるいは希望される場合にも対応しています。大学1年生のレポートの実例→http://ankei.jp/yuji/?n=1798)
8.0の課題への私なりの答えが気になる方は、山口県立大学での最終こうぎ をご覧下さい。
唐突なリサイタル)人類樂・地域樂・自分樂──みんなちがってみんな「?」
http://ankei.jp/yuji/?n=2278 動画へのリンク付きです。
安渓遊地(生物文化多様性研究所)