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ナバラ)3人の留学生からのたより
2006/06/27
現在ナバラ州立大学で学んでいる3人の県立大学生からのたよりが届きました。
2006年7月には帰国する予定で、次の3人が9月からまた旅立ちます。向こうからも
大学院生がひとり1年間の予定で山口県立大学を訪れます。
ゆったりと流れるスペインの時間
国際文化学部4年生 望月 瞳
スペインでの生活の中で、私がもっとも日本との違いを感じたのは、スペイン人の
時間の使い方です。日本では、平日は家族みんなが揃う機会はなかなか無いという印
象があります。しかしスペインの場合、仕事をしている大半の人々は、昼食を家族と
とるために仕事場から家へ帰り、ゆっくりと家族と過ごします。また、バル(喫茶店)
で友達と話して過ごす人もいます。休みの日も、日本人のように忙しく出かけたりせ
ず、大半の人が実家に帰り、子どもとスポーツをしたりして過ごし、家族と過ごす時
間を何よりも大切にしていると感じます。また、夜外出する人も多いのですが、若い
人のみではなく、お年よりや子ども、赤ちゃんも一緒に外出している場合が多く、日
本との違いに驚きました。このように、スペインに住み、スペイン人が毎日を急いだ
りせずゆったりと過ごして生活を楽しんでいること、また家族や友だちをとても大切
にしていると実感しました。
ともに楽しむおやつの時間
国際文化学部3年 梶山亜衣
ここパンプローナでは、様々な所で元気なお年寄り達に遭遇する。 朝は散歩に出
掛け11時になるとバル(居酒屋)やカフェテリアで アルムエルソ、日本でいうおやつ
をとり店員とたわいない会話、 飲み物はコーヒーや紅茶、ワインやビールを朝から
飲むのも珍しくはない。ワインはスペイン人にとって水と同じなのだから。のんびり
始まるパンプローナの朝、旧市街はお洒落をしたお年寄り達がよく目立つ。お昼ご飯
を食べ、6時頃になると、また街へ出掛ける。
この時間になると、友達と一緒にメリエンダ(おやつ)をとる。仲間との会話に花が咲
く。パンプローナの人は「有り難くもパンプローナはこのメリエンダの習慣を失って
ないんだ」と自慢気に言っていた。おやつは彼らの習慣であり伝統である。この伝統
はもちろん若者達も忠実に受け継いでいる。私達もせかせかした時間を忘れて、彼ら
の生活を少し真似してみてはどうだろうか。
もう一つの生活の場
国際文化学部3年 川村友子
パンプローナの町並みの特徴はほぼ全ての建物が住宅で、その一階部分がバーや衣
料店、銀行その他の店舗に利用されいる。日本のように一つのビルをたくさんの企業
が使用したり喫茶店ごとに個別の建物を持つことはほぼない。この一階部分のことを
”バへラ”と呼ぶのだが、商業者以外にもバへラは様々な人に利用されている。
ある日友達に[うちのバへラに寄っていかないか]と言われお邪魔しに行ったことが
ある。彼は彼の友達や従兄弟など総勢24、5人でバへラの一室を借りており、ソファ
やトイレ、テレビや冷蔵庫まで設置してあった。そのうちシャワーも付ける予定らし
い。彼らはそこを彼らの憩いの場として多くの時間をそこで過ごすのだそうだ。彼ら
の中でバへラの存在はとても大きなものに思えた。
このように使用されているバへラは外から見るとドア一つで目立たないが、その存
在に気付いてみると街の至るところに若者たちが集うバへラがあることに気付く。ス
ペイン人と友達になったら彼のバへラを訪れてみよう。そこでは家庭とはまた違った
彼らの生活の一面を垣間見ることが出来るだろう。バへラはまさにスペインの隠れ家
的存在である。




