上関原発建設計画)着工へ準備 中電社長が必要性を強調 /山口
2017/01/11
現地からの情報によると、中国電力は、トンネルを掘ったり、高圧鉄塔の予定地を測量したり、着々と準備を進めています。
以下、毎日新聞2017年1月7日 地方版からの引用です。
http://mainichi.jp/articles/20170107/ddl/k35/040/550000c
中国電力の清水希茂社長は6日、県庁で記者団の取材に応じ、上関町で建設を計画している上関原発について「今年は国の新規制基準への対応に力を入れる」と述べ、着工に向けた準備を進める考えを示した。
村岡嗣政知事への新年あいさつのため県庁を訪れた。清水社長は着工時期については「県と相談させていただく中で見えてくる」と明言しなかったが、「日本のエネルギー供給構造において原子力を一定程度活用することは重要だ」と原発の必要性を強調した。
同社は2009年12月、国に上関原発の原子炉設置許可を申請したが、国は11年3月の東京電力福島第1原子力発電所事故後、原発の安全対策を強化した新規制基準を施行。同社が上関原発を建設するには、耐震性のデータを見直すなどして申請内容を変更するか、新たに申請し直す必要がある。
県は昨年8月、建設に必要な公有水面埋め立て免許の延長を許可する一方、原発本体の着工の見通しがつくまで埋め立て工事に入らないよう要請。同社もこれに応じた。【松田栄二郎】