2016/12/11)_地域公開フォーラム 台湾との友好を目指して当日プログラムができました #Taiwan_#Hofu_#陳澄波 RT_@tiniasobu
2016/12/03
http://ankei.jp/yuji/n=2248
でご紹介したフォーラムが、にわかに国際的にもりあがってきました。
東京にある 台北駐日経済文化代表処(民間組織ですが、大使館に相当)の林世英 教育部部長や
陳澄波文化基金会の理事長である 陳立栢さんと秘書さんと通訳さんなどが参加されます。
当日のプログラムを添付しますので、ふるってご参加下さい。第一部の終わりが20分延びて、台湾のご来賓の挨拶にあてています。懇親会の開始は、15分早まりました。
講師・来賓のプロフィール
児玉 識(こだま・しき)
1933年、山口県に生まれる。1960年、京都大学大学院修士課程文学研究科修了。下松高校、豊浦高校、宇部工業高専、水産大学校勤務を経て、1998年より龍谷大学文学部教授、2002年、同定年退職。文学博士。現在、山口県防府市富海円通寺住職。
著書に『加藤辨三郎と仏教 科学と経営のバックボーン』(法蔵館、2014年)、『近世真宗と地域社会』(法蔵館、2005年)など。
李 淑珠(り・しゅくしゅ,Li Su-chu)
台北県にある私立の名門・明志科技大學視覺傳達設計系 副教授兼系主任。京都大学美学美術史学博士。現在の担当は、美學概論、設計概論、 東亞近代美術史等。
主な著書・論文に、〈表現出時代的「Something」:陳澄波繪畫考〉典藏藝術家庭
2012年(京都大学博士論文の中国語訳)、〈台灣近代美術に描かれた子供たち--時局との關連に注目して〉,中村俊春(編)《繪畫と私的世界の表象》(シリーズ「變容する親密圏/公共圏」第3巻),京都大學學術出版會,2012年,頁273-310,「台灣ローカルカラーの戰時動員について」『美術史』第161冊,美術史學會,
46~61頁 2006年、など
台北駐日経済文化代表処 教育組組長(教育部部長) 林世英(りん・えいせい Lin Shih-Yin)
中華民国(台湾)の日本における
外交の窓口機関です。民間の機構ではありますが、実質的には大使館や領事館の役割を果たしています。1972年の国交断絶後も、中華民国(台湾)と日本の両国は、
お互いにそれぞれの権益を保護し、ビザ発給をはじめ貿易推進、学術・ 文化・スポーツ交流などの業務を行い、今まで通りの両国の深い関係を 維持しています。
現在、駐日中華民国(台湾)大使に相当する台北駐日経済文化代表処代表は 謝長廷氏です。 台北駐日経済文化代表処は東京都港区白金台5丁目20番地2号に
あります。また横浜、大阪、福岡、那覇、札幌には弁事処、分処を設置し、領事部、経済部、教育部、広報部、台湾文化センターなどが活動しています。
陳澄波文化基金会 董事長(理事長) 陳立栢(ちん・りっぱく Chen Li-po)
台湾嘉義市出身の油絵画家陳澄波(ちんとうは、1895--1947)の遺族が画家の志を受け継ぎ、台湾の芸術の発展と国際交流を目指して設立した財団法人。1999年6月15日に教育部の許可により発足。文化建設委員会に属す。設立の目的は以下の6つ。
1. 台湾の芸術文化の様々な取り組みの主催および共催。
2. 国際的な芸術文化の取り組みへの参与。
3. 台湾の芸術文化を熱愛する青年学生や社会人を表彰。
4. 台湾芸術の先人画家作品の補修と出版への助成と協力。
5. 陳澄波の作品の研究とその画風の発展への助成と表彰。
6. その他会の設立の趣旨に沿った事業。
梅花之縁・学問の神様と牛
中華民国の国花は梅です。建国の父・孫文(孫中山)が、寒さの中でも花をつける強さから選びました。防府市の花も、菅原道真公の愛でた梅です。でも、暖かい台湾では梅はほとんどみられません。防府天満宮の梅まつりのころに山口県を訪れていただき、寒さのなかでの暖かい歓迎ができたらどんなにすばらしいでしょう。
また、台湾では、今でこそ牛肉乗薰ェ人気ですが、もともと農耕用の牛を大切にし、食べることはありませんでした。また、中華圏の学問の神様、文昌帝君(菅原道真公と同じく丑年生まれ)が牛に座っているため、受験生などは牛肉絶ちをすることがあるといいます。日本の学問の神様・天神様のお使いの臥牛との不思議な共通点ですね。 (安渓遊地)
出典 竹内秀雄『天満宮 』吉川弘文館(1996年)
https://www.ys-consulting.com.tw/column/49203.html
図書出版 海鳥社の台湾関連の本
児玉識編著(2016)『増補改訂版・上山満之進の思想と行動』1500円+税
台湾総督、貴族院などを努め、立憲政治の尊重を訴え、軍部政治への介入を弾劾。さらに、防府市立防府図書館の前身「三哲文庫」を設立するなど、その行動と思想を探り、現代に活かして台湾との友好へ発展させる道を求める。防府市立防府図書館版(2015年)を改訂し、あらたに、防府市と嘉義市の友好の可能性、山口県と台湾の友好の可能性(安渓遊地)を加える。
安渓遊地・平川啓治(2006)『遠い空──國分直一、人と学問』3200円+税
水産大学校・梅光女学院教授などを歴任。日本を代表する民族学者・國分直一の生涯。植民地時代の台湾に始まり、戦中戦後の混乱期を経て96歳で没するまで、東シナ海を巡る総合的先史学の構築に情熱を傾け、考古学・人類学・民族学・民俗学の各分野に多大な影響を与えた國分直一。台湾時代の同人誌に掲載の半生記を中心にした自伝と、興味深いエピソードがちりばめられたインタビューから見えてくる、その人柄と学問世界。序文=金関 恕(天理大学名誉教授)
河村哲夫(2010)『龍王の海──国姓爺・鄭成功』2500円+税
東アジア海域の覇権を求め戦った日中混血の海将。大航海時代の国際貿易港・平戸で中国人海商と日本人女性の間に生まれた鄭成功。明の滅亡、西欧列強の進出、日本の鎖国化という激動の東アジアを舞台に、彼はいかに戦い、いかに生きたのか。中国・台湾で今なお民族的英雄とされる鄭成功の生涯を、豊富な資料を駆使し、鮮やかに描き出す。
今林作夫(2011)『鳳凰木の花散りぬ──なつかしき故郷、台湾・古都台南』1800円+税
植民地・台湾で日本人はどう暮らしていたのか。日本が植民地とした台湾・台南市で生まれ、幼年期を過ごした著者が描く家族の物語。花園幼稚園、花園尋常小学校、東市場、今林商行、銀座通り、魚源。2つの文化の中で暮らした十数年の日々。