奄美の写真集)クライナー・ヨーゼフ先生撮影『加計呂麻島_昭和37年/1962』送料とも3000円に割引!
2016/11/10
鹿児島の南方新社から、凄い本のお知らせがとどきました。送料無料、しかも大割引! 公費でも割引あるみたい。
私の祖父の生まれ島の、奄美かけろま島に滞在した、若き日のクライナー・ヨーゼフ先生撮影の写真がよみがえります。
以下、メールを貼り付けます。安渓のブログで見たと付け加えてくだされば、割引になります。
今後メールでの案内も届くと思います。
以下転載です。
新刊『加計呂麻島
昭和37年/1962 ―ヨーゼフ・クライナー撮影写真集―』
刊行のご案内
冠省
この度、表記の本を刊行しました。
今から半世紀前、一人のオーストリアの民族学者、ヨーゼフ・クライナーが来日しました。日本民俗学の生みの親・柳田國男が彼に話したのは、「日本文化の起源は南方で、それが、いまなお色濃く残っているのは、奄美・加計呂麻島だ」ということでした。
柳田の勧めで、早速この島を訪れたヨーゼフは、島の人々の暮らしと、神祭りのすべてを記録しました。
奄美・最深部加計呂麻島の貴重な写真の数々、ネガのままの長い眠りの時を経て一挙公開します。
*当時はまだ珍しいカラーフィルムでの撮影もあり、ノロや神事が鮮明な画像で記録されており、学術的にも貴重な資料として高く評価されています。
地元紙の記事を添付します。
定価3,780円(税込み)のところ、3,000円(税込み)でご案内します。
この注文票にてご注文の場合は、1)特別価格、2)送料無料、3)郵便振込用紙同封にて、お送りいたします。
よろしくご検討ください。ご注文はこのメール(info◎nanpou.com、◎を@にして送信)に返信ください。
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注文票
書名:『加計呂麻島
昭和37年/1962 ―ヨーゼフ・クライナー撮影写真集―』
冊数:定価 3,780円(税込み)のところ
特価 3,000円(税込み)を( )冊
氏名:
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*公費出のご購入の場合は、請求先をお知らせください。
このメールは転送していただいてもかまいません。
■概要
タイトル:加計呂麻島
昭和37年/1962 ―ヨーゼフ・クライナー撮影写真集―
著 者:ヨーゼフ・クライナー
編 者:瀬戸内町教育委員会
仕 様:A4判変型、オールカラー
ページ数:200ページ
発行日 :2016年10月1日
発行所 :南方新社
定 価:本体3,500円+税
■内容(目次より)
1 古仁屋、そして加計呂麻島へ
2 島の風景、出会った人々
3 与路島
4 ノロの祭りと聖地
寄稿1「刊行によせて」瀬戸内町長 鎌田愛人
寄稿2「加計呂麻の思い出」ヨーゼフ・クライナー
■著者プロフィール
ヨーゼフ・クライナー Josef Kreiner
1940年、オーストリア生まれ。1961~1963年、東京大学東洋文化研究所(文部省交換留学生)。ヴィーン大学主任教授、ボン大学主任教授、法政大学特任教授等を経て、現在、ボン大学名誉教授、東京国立博物館客員研究員、法政大学国際日本学研究所客員所員。著書に『世界の沖縄学─沖縄研究50年の歩み』(芙蓉書房出版)、『南西諸島の神観念』(住谷一彦との共著、未來社)、『日本民族学の戦前と戦後─岡正雄と民族学の草分け』(編著、東京堂出版)など多数。
■編者からのメッセージ
平成28年10月28日
『加計呂麻島 昭和37年/1962』
ヨーゼフ・クライナー撮影写真集
の発刊について
このたび表題の写真集を発刊いたしました。日本の豊かな島嶼世界の一端を多くの人々と共有できれば幸いです。ここに企画・編集をすすめた側から代表して、いくつか本書の特色を要約してお知らせさせていただきたいと思います。
ヨーゼフ・クライナー氏の撮影写真
本書の巻末にプロフィールを付してありますが、撮影者は、日本でよく知られる民俗学者・柳田国男のアドバイスから加計呂麻島に赴いて日本研究をスタートさせました。その後、ヨーロッパと日本をつなぐスケールの仕事を積み重ねていかれます。この東西のかけ橋として知られる研究者の、記念すべき最初の仕事が本書には刻まれています。
1960年代初頭の貴重なカラー写真
撮影者のクライナー氏は、当時はまだ高価だったカラーポジフィルム撮影もされていました。島の風景がカラーで鮮やかに蘇っています。特に若い年齢層にとっては〈昔の写真〉といえば〈白黒〉というイメージがあるかも知れません。それがリアルに迫ってきます。加計呂麻の方々は、時をこえて被写体に写っている懐かしい顔や故郷の眺めに、只々、感激しました。
学術資料としての価値
クライナー氏は加計呂麻にきた当時、〈来訪神〉に関心を持っていました。それによって琉球文化を色濃く伝える「ノロの祭り」の調査のなかでも、神役たちが海の向こうから神を迎え、再び送り出すことの神観念に関心を示されました。それは住谷一彦との共著『南西諸島の神観念』(未来社)所収の論文からもうかがうことができます。その関係写真として、今はなき祭場や祭りの様子が時間をとめて記録されています。また、伝統的村落景観と土地利用の状況は、さまざまな学術分野で参考になると思われます。
「加計呂麻」という島
近年、「奄美」という島嶼名こそ日本に知られるようになってきましたが、奄美大島南部には、加計呂麻島、請島、与路島という小さな島々があることは、まだ十分には知られていません。本書には、加計呂麻島西部の旧実久村域と与路島が記録されていますが、その風景は、今ではインフラ整備されて護岸などコンクリート構築物が目に入る奄美大島の村々も、かつてはこのような風景であったことを思い起こさせ、本書はまさに、「奄美の原郷」の写真集といっても過言ではないだろうと思います。
「加計呂麻(かけろま)」という名前は、ハリハリとした緊張感のある漢字で、奥行きある音の響きを持っています。この度は、まずは多くの人々に、この島の名から知っていただきたいという思いで島名をタイトルにしました。おそらく本書が、これからの加計呂麻のイメージの土台になっていくだろうと思われます。
現在の日本では「地域おこし」、あるいは「観光」という文言を旗印に、さまざまな宣伝活動が行われています。私たちはその次元とは別に、素朴に「加計呂麻」という名前そのものが持つ力強さと、「本」という媒体の力に、どれだけの可能性があるかをみたいと思いました。
地方自治体から全国出版のかたちで
クライナー氏の写真が、私ども瀬戸内町民の範囲をこえる共有財産であることから、全国出版のかたちをとりました。少なくともこちら鹿児島県内では、地方自治体が書籍を全国出版する例は珍しいように思います。
以上
このほか、南方新社では様々な書籍を刊行しています。
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向原祥隆
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