面接のコツをきかれました)がんばらず リラックスして 実力が伝わるように!
2016/07/18
面接を受ける時って、不安になりますよね。
いま、ゼミの4年生が就職面接の時季なので、ときどき面接の練習をします。
まず、部屋に入るところから。
はじめの30秒でだいたいのことは決まる。あとはその後付けを探しているだけという説があります。
会社や役所なら、
1.この人はうちに入って、仲間としてちゃんとやっていけるメンバーか。
2.やがて仕事をまかせられるフォロワーになれるか。
3.将来は、この組織をしょって立つリーダーになりそうか。
この3つを見抜くことは、10分や30分や1日ではなかなかわかりません。でも、それは無理そうだという判断は、始めの30秒でも充分かもしれません。
学校でも同じだけれど、長く居られたこまるので、こんな感じかしら。
1.入学できたとしてクラスのなかでやっていけるか。
2.カリキュラムにそってちゃんと自分で学べるか。
3.卒業後は、自分の選んだ道でそれなりに活躍していけそうか。ねがわくわ「我が校の誇り」として紹介できるか。
とにかく、緊張しますよね。とくに、これで人生が決まるかもなんて思うとますます。あがり症の人はかたまっちゃうかも。そんなあなたへの助言というのをしています。一般論ですが、ガンバレといわれて困っている人向け。
1.がんばるな、リラックスせよ。背伸びはしない。本番で実力以上のものはでません。100の力なのに、150の力があると誤解されたら、あとずっと息切れの人生になります。
2.あがり症の人はなんども繰り返し「あがる練習」をします。うちは、社会人の大学院生がおられるので、時々「社長面接」をしてもらいます。もし可能なら、しらない人を頼んで面接してもらうなんてのもいいなぁ。
3.わたしは、しっかり準備と練習ができている。すごそうな人たちもいるけれど、それは見かけだけ。「わたしが通らなくて誰が通るのさ!」と自分に向かって3回言い聞かせる魔法をかける。するとあーら不思議、あなたの放つオーラは5ワットか10ワット分ぐらいそれまでより輝きを増してくる。
がんばるな。どこまでもリラックスリラックス。そのために練習をつんで実力をつけよう。
おまけ、就職面接では、なんでも質問してください といわれることがあります。
おっ!と思ったこのひと言 -好印象な質問- を紹介しておきます。
「面接官の方々が仕事をしていて嬉しかったことを教えてもらえませんか?」という質問は、弊社で働くことの喜びを共有したいという思いの表れだと感じた。(サービス業/32歳)
「御社の今後の海外での営業戦略について説明してください」という質問に、採用後の自分自身の役割について、今から取り組もうという姿勢がうかがえた。(精密機器・計測機器メーカー/47歳)
「自分は、色彩検定の取得などアパレル企画も将来やるべく勉強していますが、営業での頑張り次第では、MD(マーチャンダイザー)へのチャレンジもさせてもらえますか?」と聞かれ、自分の目指したい目標をしっかり持っていて、そのための努力をしていると感じられた。(繊維・服飾雑貨・皮革製品商社/51歳)
「どのようなスキルを今後、身につければ、今後の仕事に役立ちますか?」という質問に、スキルアップへの強い意欲が感じられて好印象だった。(ソフトウェア・情報処理/55歳)
「御社は○○会社への事業展開を考えられているそうですが、その営業に参加させていただくにはどうすればいいでしょうか?」という質問。営業をすることへの理解と、意欲が感じられた。しかも、「即戦力になります」というアピールがあったので期待が持てた。(流通・小売/26歳)
「在宅復帰についての取り組みと課題について教えてください」という質問は、法人の方向性の核心に触れており、知識と理想がなければ出てこない質問であったため。(医療・福祉関連/39歳)
社員のやる気を高めようという行動を全国的に取り組んでいたときだったので、「職員の意識向上に特別なテーマで運動をしていますか?」という質問は、当方の状況を良くわかっていて、逆に試された感じがした。(団体・連合会・官公庁/59歳)
弊社ではグループの親会社も含めて女性社員が多く、「女性に優しい会社」として世間にアピールしているので、「御社では女性の方は何人位勤めていらっしゃいますか?また、その年齢層を教えてください」という質問は、そのことを踏まえたうえでより詳細な質問をしてきたことに感心した。(リース・レンタル/34歳)
もちろん悪例も載っているので、そっちの方が役にたつかもしれない。
http://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/926/
もうちょっと鋭い質問もある。ある社長らしい人のブログから。
私 「では、こちらからお聞きしたいことは以上ですが、なにかご質問はありますか?」
応募者 「はい。差し支えなければ若干立ち入ったことをお聞きしたいのですが。」
私 「どうぞ」
応募者 「面接官の皆さんは、入社してどのくらいですか」
面接官Aさん 「12年です」
面接官Bさん 「8年です」
応募者 「ありがとうございます。Aさんは勤続12年ということですが、この仕事をなぜ12年も続けてこれたのですか?」
なるほど、と思った。これはいい質問だ。
これで上司になるかもしれない社員のレベルもわかるし、何に価値観をおいているかもわかる。いわば面接中に社員訪問をしているのと同じ効果が得られるということだ。
Aさんは聞かれたことについて、結構考え込んでいた。「確かになぜ12年もこの会社にいるのか・・・良い質問ですね」
しばらく考えて、Aさんはこう言った。
「私は、社長が好きだからです」
応募者の方は、それに対して
「なるほど、どんなところが好きなのですか?」とまた質問をする。しばらくAさんと受け答えして、Bさんにもおなじ質問をしていた。
つまり「自分が入ろうとしている会社の、現場の声を集めた」ということだ。なかなか鋭い。
結果的にこの応募者は採用だったが、他の会社に内定をもらったということで、ウチには来てくれなかった。
やっぱり、「採用できるのは、自分たちと同じレベルの人たちだけ」なんだなあ。
http://blog.tinect.jp/?p=3917
この方のメッセージは、なかなかぐさっときます。
http://blog.tinect.jp/?p=27286 仕事が楽しくない、という新人へ、「仕事と思うな。イベントと思え。」
http://blog.tinect.jp/?p=27042「オマエが今受け取っている給与は、実力以上のものだ。だから、見合うような人間に努力してなれよ。」