がっこうへいくのがつらいひとへ むりしないでやすんでいいよ 死ぬな! たかが学校だ 大学教員からのメッセージ
2015/08/28
がっこうへ いきたくない
そんなときは やすんでください。
いえにいても おちつかないときは
このきじを ごかぞくにみせてください
緊急のメッセージです。
http://futoko.publishers.fm/article/9112/
このたび、内閣府の発表により、「18歳以下の子どもの自殺がもっとも多かった日」が明らかになりました。9月1日、多くの学校で新学期が始まる日です。
夏休みのあいだは、「学校に行かなきゃ」との思いから少しだけ解放される、つかの間の休息期間です。
しかし、もうすぐ新学期が始まります。学校のことを考えるたび、つらい気持ちになっていませんか。そのつらさを誰にも打ち明けられず、一人で悩んでいませんか。
明日、学校に行きたくないと思っているあなたへ、一つだけお願いがあります。「学校に行けない自分はもう死ぬしかない」と、自分で自分を追い詰めないでください。身も心もボロボロになるまで頑張り続けたあなたに必要なことは「休むこと」です。
誰かと比べる必要はありません。あなた自身がつらいと感じたら、無理して学校に行こうとせずに、まずは休んでください。学校から逃げることは恥ずかしいことではありません。生きるために逃げるんです。
全国不登校新聞社は今日、緊急号外を発行しました。「学校に行くかどうかで悩み、葛藤しているのはあなただけじゃない」ということを知ってほしいと思い、不登校経験者の体験談が載っています。そして、今思っていることを聴いてくれる相談先も載っています。
あなたのつらさを、あなたと一緒に考えてくれる大人がいることを、この号外を通じて知ってほしいのです。だから、もうこれ以上、あなたが一人でつらい気持ちを抱え込む必要はありません。
私たちはあなたに、生きていてほしいと願っています。
学校に行くのがつらければ、まずは休んでください。
2015年8月18日(火)
全国不登校新聞社
このようなメッセージが出されている背景に、以下の統計があります。
http://mainichi.jp/select/news/20150819k0000m040103000c.html
(前略)
1年間のうち子どもの自殺が最も多くなるのは夏休み明けであることが内閣府の調査で明らかになったとして、不登校の子どもらを支援するNPO法人「全国不登校新聞社」(東京都)が18日、記者会見を開き、間もなく多くの学校が2学期を迎えるのを前に、死にたいと思い詰めている子どもたちに「学校に行くのがつらければ、まずは休んで」と呼びかけた。
内閣府が6月に公表した「自殺対策白書」によると、1972~2013年の42年間に自殺した18歳以下の小中学生や高校生計1万8048人について、初めて日付を調べた結果、「9月1日」が131人で突出して多かった。以下、4月11日99人▽4月8日95人▽9月2日94人▽8月31日92人と、長期休み明けの時期に集中していた。いじめや学業不振、親子関係など要因はさまざまだが、内閣府は「生活環境が大きく変わる契機になりやすく、プレッシャーや精神的動揺が生じやすい」と分析している。
この結果を踏まえて都内で会見したNPO法人は、98年から専門紙「不登校新聞」を月2回発行している。代表理事で30年間フリースクールを運営してきた奥地圭子さん(74)は「多くの子は、いじめられても、つらいことがあっても、学校は行かなくてはいけない場所だと思っている。親もそういう観念にとらわれているが、『学校から逃げてもいいんだよ』と知らせてあげるべきだ」と訴えた。
法人はインターネット上で無料閲覧できる「号外版」(http://futoko.publishers.fm/)に不登校経験者の体験談などを掲載している。【三木陽介】
山口県立大学国際文化学部教授 安渓遊地 (メール y@ankei.jp)
ご家族の方へ、子どもさんやお孫さんが学校に行くのがつらいと感じているようだったら、ぜったい無理に行かせようとしないでください。昔の学校とはちがって、がんばってもがんばっても死ぬほどつらいことがあるのです。実際にそれで自殺してしまう子ども達もいるのです。とくに新学期の前後には多いことがわかったのです。
うちの子どもは中学1年生からずっと不登校でした。でも、山口市には子どもが安心してすごせる居場所(例えばNPO法人フリースクールAUC)があるし、不登校の親の会(かめの会)もあります。同じような経験をした人たちに話しをきいてもらうだけで、どんなに心の重荷が軽くなるかわかりません。
うちの子どもは通信高校に在学しながら、4か月ほどアフリカ旅行にもいきました。大学にも進学できました。1週間ぐらい休んでも、それは不登校ではありません。
もしも不登校という道を選んだとしても、それで人生終わりではありません。
「たかが学校」じゃないですか。だいじな命をすてる場所ではありません。有名大学をでても就職がないという時代になっています。迷われたら、以下の情報も参考にされてください。
NPO法人フリースクールAUC http://auc.daa.jp/fs/
山口市桜畠4-3-21 (JR山口線宮野駅徒歩10分ほど)田端さん
かめの会(山口県)http://kamenokai.exblog.jp/
お問い合わせは 090-6400-3722 植村さん Fax 083-988-1290
下関虹の会
お問い合わせは、083-232-1623 山田さん
不登校の親の会(全国各地のリスト)http://www.futoko-net.org/oyanokai/