留学生はいま)スペイン北部ピレネーの村への旅
2014/11/04
スペイン北部・ナバラ州の州都パンプローナにあるナバラ州立大学への交換留学生と
して勉強しているゼミ生のちずかさんから報告がとどいています。遅くなりましたが
掲載させていただきます。
安渓先生
Hola! お元気ですか?私はとても元気です!
パンプローナはとても寒い日があったと思ったら、今日は温かく、上着を脱いでも
ちょっと暑いくらいです。日本では長野、
岐阜のあたりで火山の噴火があったと聞きました。「雲仙普賢岳上回り戦後最悪」と
ネットで読んで心配しています。山口はいかがですか。
スペイン留学一か月目の報告書と写真を添付しています。
写真は、旧市街で開催されたバスク地方伝統の市場で民族衣装を着た2人と先日行わ
れた留学生のための日帰り旅行で行ったピレネー近くの村
の教会とピレネーでのジャンプ写真、ピソでルームメイトと作ったお寿司、あやと作っ
たおにぎりと卵焼きと豚の照り焼きです!
この報告書を書いている今、もう一か月たってしまったのかと驚いています。8月2
9日にスペイン、そしてパンプローナに到着してから今までの一か月は、ピソ探し、
ビザの申請、銀行口座開設、授業の履修登録など、色々と忙しく、こちらでの生活に
慣れるのに必死だったためもあり、本当にあっという間だったと思います。ちょうど
今週ぐらいから、一週間のサイクルが決まってきて、生活にも慣れてきて、少し落ち
着いてきました。
授業は、大学の留学生のためのスペイン語と大学付属の語学学校のスペイン語と英
語、そしてDiversidad curtural(文化の多様性), derechos fundamentals(基本的
人権), igualdad ciudadania(国民の平等?)という授業を聴講で受けていま
す。また、カルチャーのクラスでコーラスをとってみました。スペイン語の授業は、
まだ初級で、日本で勉強してきたところとかぶるところもあり、今のところ順調です。
しかし、聴講で受けている授業は、正直まったく何をいっているのかわからず、知っ
ている単語が少し聞き取れたり、黒板の文字を書き写して後で辞書を使って訳してみ
たりしています。もし、スペイン語がもっとわかったら面白そうなテーマだし、楽し
く聞けそうなのになあと思います。もっと勉強して早くスペイン語を使って楽しくお
しゃべりしたいです。留学前からこうなるとわかってはいましたが、何か伝えたい時
に全然言葉が出てこなかったり、相手の言葉が全く分からないときはとても悔しいで
す。
心配していたピソ(アパート)探しは、以前山口県立大学に留学していたマイテさ
んの力を借りて無事に見つけることが出来ました。私は、ナバラ州立大学の留学生の
アメリカ人1人とフランス人2人の4人で暮らしています。ピソでは、お互いの国の料
理を作って一緒に食べたり、頑張ってスペイン語で話してみたりしています。ルーム
メイトはみんな優しくて嬉しいです。
日々の生活の中で感じたことは、当たり前のことだけど、色々なことが日本と違っ
ておもしろいなと感じています。例えば、街のつくりは、パンプローナは旧市街を中
心に町が発展していて、やはり日本とは違うなと思います。歴史的な違いや建築物の
材料の違いなどから一つの違いにも、たくさんの背景からきていて、何でかな?と考
えるのも楽しいです。また、私の中のスペインのイメージでは、約束の時間に1時間
以上遅れてくる人がいっぱいいると思っていたのですが、まだそういう人には出会っ
ていません。(だいたい、みんな15分くらいで来ます。)また、ここでは色々なもの
が新鮮で街を歩くのが楽しく毎日たくさん歩いています。最初の頃は、歩きすぎて足
にまめが5つできました。スペイン人の友達と街を歩くときは、いつも「あれは何?」
「これは何て言うの?」とたくさん質問をするのですが、みんな親切に教えてくれま
す。
パンプローナのスペイン料理はとてもおいしいです。ボカディージョやトルティー
ジャ、色々なピンチョスをバルやカフェテリアなどで食べて、とてもおいしかったで
す。でも、まだ自分で日本食を作ってなかったとき、日本食が恋しくなって、鍋でお
米を炊いて、肉じゃがを作って食べた時や、鮭の塩焼きや卵焼きと一緒に海苔とツナ
マヨのおにぎりを作って食べた時は、本当においしかったです。
10月からは、9月のようにあっという間に過ぎてしまう前に、目標を決めてそれを
実行できるようにしていきたいと思います。