路上の声)みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです RT @tiniasobu
2014/10/25
庶民が庶民に語りかけることばの中には、現場での実感がこめられています。以下はhttp://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/40768d2be233f251b6ff75903613f0db からの引用です。
街頭(2014年6月30日 神戸・三宮の街宣活動に飛び入りで) 元自衛官(防空ミサイル部隊所属) 泥 憲和さん
突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。 集団的自衛権に反対なので、その話をします。 私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。 日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。
いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。 でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。 自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。 そこは、安心してください。
いま私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。 日本を守る話ではないんです。 売られた喧嘩に正当防衛で対抗するというものではないんです。 売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。
それが集団的自衛権なんです。
なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。 縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい、 安倍さんはこのように自衛官に言うわけです。 君たち自衛官も殺されて来いというのです。 冗談ではありません。 自分は戦争に行かないくせに、安倍さんになんでそんなこと言われなあかんのですか。
なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。 自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。 見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。
みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。 他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。 当然ですよ。 だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。 イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。
みなさん、軍隊はテロを防げないんです。 世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。 自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。 みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。 自衛隊はテロから市民を守れないんです。 テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんではたまりませんよ。 だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。
安部総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしいといいました。 みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。 日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。 そのことは、アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。 アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助すると書いてますよ。
ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。 米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。 自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。 そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。 どうしたと思いますか。 軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。 そういうものなんですよ、戦争というのは。
安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません。 絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来いというんです。 自衛隊はたまりませんよ、こんなの。
みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を毎日やっています。 一発撃ったら人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。 だから、自衛隊は慎重に慎重を期して使って欲しいんです。 私は自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。 使い方を間違ったら、取り返しがつきません。 ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。 でもね、戦場は国会とは違うんです。 命のやり取りをする場所なんです。 そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。
みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、 この国の主人公は内閣と違いますよ。 国民ですよ。 みなさんですよ。 憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。 安倍さんは第一回目の時、病気で辞めましたよね。 体調不良や病気という個人のアクシデントでつぶれるのが内閣ですよ。 そんなところで勝手に決めたら日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。
これからが正念場です。 だから一緒に考えてください。 一緒に反対してください。
選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票してください。 まだまだ勝負はこれからです。 戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。 しっかりと考えてくださいね。 ありがとうございました。
引用者 安渓遊地
話しての紹介が 以下に載っています。
http://radiobondoodle.tumblr.com/post/88373244083
泥憲和/どろ のりかず
「弱きを助け強きをくじく」漢。関西「男組」所属。
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Photo by Rody
兵庫県出身。姫路在住。泥は珍しい名前だが本名である。涅槃などを意味する仏教用語に姓 の由来があるらしい。「憲法+平和」が命名の由来と思われたことがあるらしいが、実は親の名付けは「昭和の憲兵」である。
中学卒業と同時に自衛隊に入隊し、ミサイル部隊要員として青森に配属される。本人曰く、思うところがあって除隊。ミサイル部隊のアメリカにおける発射訓練の前であった。その後、事業活動、そして法律関係の仕事に就き、「多重債務」や「生活保護」などの社会的問題に取り組む。
2009年頃から、「行動する保守」と呼ばれるクズレイシスト集団が関西で活動するようになり、それに対するカウンター活動を単独で開始する。当時、周囲にはカウンターに参加する人はほとんどおらず、2013年、東京で野間易通(→野間易通)の呼びかけで「しばき隊」(→しばき隊)が結成されるニュースを聞き大いに勇気づけられたと 言う。
2014年初頭に「悪性リンパ腫」の診断を受け、現在治療の傍ら、反レイシズム運動における関西のリーダーとして日夜活躍している。悪名高いカルト集団 「統一協会」に入りそうな数人を独学で研究した「聖書」を片手に救い出した武勇伝はあまり知られていない。きっかけは、「自分に告白した女性を振った直後に彼女が統一協会に入信した、その贖罪」という噂もあるが真偽のほどは定かではない。
「パレスチナとユダヤ人」「ABCD包囲網の真実」など歴史問題にも造詣が深い。その人柄から、上京すれば大勢のカウンターの同志が集まる「時の人」でもある。元自衛官が集まる「現行憲法のもとで自衛隊を生かす」をテーマにしたシンポジウム「『護憲』を超えて」などの集会などにはフォーマルな服装で臨む 「ちょい悪」ミスターダンディ。
本人曰く「いくら仏教用語にルーツがあっても 泥はないよなあ」と今までこの名前でそれなりの「苦労」をしてきたことがうかがわれる。でもまさに美 しい蓮の花は泥から咲くのである。それは蓮の花を生み出す本物の美しさが泥にはあるということだと筆者は思う。最後に泥が好きな言葉は「棚からぼた餅」であることを付け加えておこう。 (MASA)
2014年6月15日から「凡どどラジオ」で「泥さんと遊ぼう」がスタート https://www.facebook.com/events/1502403189975049/
Twitter https://twitter.com/ndoro4