公開講座受講者の声)「学問はすばらしい。死ぬまで学びたい。」 RT @tiniasobu
2014/04/09
新入生との宿泊オリエンテーションという催しに参加して、一泊してきました。秋
吉台国際芸術村という場所です。天気も体調もよくて、みんなすてきな春を迎えてい
ました。そこに先輩学生として参加してくれた、O君と、食堂でいろいろ話しました。
民主主義は平和を作れるか、とか 経済優先で破局がこないか、など中国に1年いた
あいだに、すっかり成長したようすの問いかけをうれしく思いました。
O君に、法政大学の入学生への式辞で、総長の田中優子さんが語っていた、サティ
シュ・クマール師の「思ってもいなかったことを成し遂げさせた楽天主義の力」とい
う考え方を紹介しました。
「つい最近まで、ほとんどの男性は女性たちに、選挙権や参政権を与えることなど
考えませんでした。しかし今では多くの国で女性が首相を務めているだけでなく、国
会議員、大使、裁判官、会社の最高経営責任者として働き、その他様々な指導的な立
場を占めています。
50年前、アメリカ合衆国で黒人は投票することができませんでした。しかし今では
ホワイトハウスに黒人の大統領がいます。
南アフリカではついこのあいだまで、アパルトヘイトに反対するだけで撃ち殺され、
投獄されました。しかし今や、ネルソン・マンデラは希望の象徴となり、倫理的な面
でも、政治的な面でも、世界でもっとも偉大な人物として尊敬されています。(Resu
rgence 2013/11-12月号)」
http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/socho/NEWS/140403.html
このほかにも、いろいろなお話をしましたが、それはまたの機会に、ふと思いだし
た山口の日本海側の村に住む、80代の女性の言葉を思い出しました。
昨2013年、阿武町で開催させていただいた、「山口県立大学サテライトカレッジ」
(無料・3回の講義)の3回目(最終会)で、私がアフリカのお話をしたのでした。伊
藤幸司さん、斉藤理さんの力量充分のお話のあとでした。
事後アンケートのなかに、80代の女性がおられ、以下のようなことを書いてくださ
いました。感激しました。これは、そのままうちの出前のキャッチコピーですね!
期待「過去に受けた講座(大内氏の話)が大変シゲキ的で面白かったので。同じ大学
の先生の話を期待して。」
感想「日本は暗くなるばかりでふさぎこむ日々でしたが、新しい知識、学問に触れ、
目のウロコがとれた思いです。明るい未来が見えて来ました。80代も未来がとても気
になります。学問はすばらしい。死ぬまで学びたい。3人の先生ありがとうご
ざいました。」
また、若手では 50代女性が次のように具体的な提案までしてくださいました。
期待「自分の興味あるテーマだったので、より広く深く勉強できると」
満足度と理由「非常に満足。理由、今の社会の便利さとスピードを追究する行き方に
疑問を持っていたので今回の講座を聞いて本当に自分の意識が間違ってないと思った。
」
感想「たいへん興味のあるテーマでした。続へんをききたいです。」
今後希望するテーマ「地域と世界がつながっていく方法と考え方をテーマにした話
がききたい」
地域の方がかなり先を行っておられます!
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公立大学法人 山口県立大学
地域共生授業担当
国際文化学部国際文化学科 学科長
教授 安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
〒753-8502 山口市桜畠3丁目2番地1号
山口県立大学