アフリカと出会う) 2013年10月22日 #早川千晶 さんのお話への学生の感想 #Kenya #Magoso_school RT @tiniasobu
2013/11/22
2013年10月22日、早川千晶さんをお迎えして、ケニアのお話をたっぷりうかがいまし
た。夕方は、大学の地域交流拠点 Yucca で、パーカッションの大西匡哉さん・親指
ピアノの近藤ヒロミさんにも加わっていただいて、にぎやかな音楽交流会をしました。
後半は、学生サークルTFTの主催でした。みなさん、ありがとうございました。
早川さんの活動の紹介は、以下のサイトをごらん下さい。http://www.maisha-raha.com/TOP.html
授業を受けた学生たちの感想を無記名で掲載いたします。
◎早川千晶さんの講演を待ちに待っていました。早川さんはわたしのスラムへの偏見
やイメージを根本からくつがえしてくれました。アフリカのケニアという地域を見た
だけで日本の80倍もあるアフリカを知ったつもりにはなってはいけないが、また少し、
アフリカに行ってみたい気持ちが増長した。お金はなくても、人類としての誇りが輝
くキベラスラムにわたしも行ってみたい。
◎実際の体験者の方から、お話が聞けるというのはとても貴重な経験で、ありがたく
思います。
スラムがとても大変な実情というのは、知っていましたが、早川さんの思いのこもっ
た話しを聞いていると、人としてのプライドが傷つけられる悲しみがどれほどのもの
なのか、ひしひしと伝わってきました。
しかし、そんな影の部分がありながらも、前向きに自分たちの思い描いく想像力を
ふくらませ、夢に向かって歩んでいくその現地の人々の姿を聞いて、人間の生命力や、
人間本来の生きる知恵を感じました。
また、こんなに恵まれている環境で生きている私の悩みや、気がかりなこと、そん
なものは小さくどうにでもなることで、そんなことよりも考えなければならない大切
なことが、まだまだ沢山あるのだと気付くきっかけにもなりました。
◎早川さんのお話はとても興味深かったです。スラム街があるということも、そこが
どのような場所なのかも知っているつもりでした。しかし、実際にそこで彼らと寄り
添ってくらしている方の話しを聞くことで、自分が何も理解していなかったことを思
い知りました。話を聞き、写真を見ていると、恐らく自分はスラム街を目にした瞬間
ケニアを嫌いになってしまうだろう・・・と思いました。早川さんのように「寄り添っ
て」ということなど考える余裕もなく、自分のことしか考えられない・・・と思い恥
ずかしくなりました。これからの日本がどうなるか、アフリカがどうなるか、世界は
広いけど必ずどこかでつながり影響し合っているとわかったので、何不自由なく生活
できているということを当たり前と思わず、もっと多くのことを知っていきたいと思
いました。
◎私はスラム街のことを生きるためにどんなことでもするしかないとても貧しい人た
ちの住む暗くて不衛生な場所だと思っていましたが、早川さんのお話はそれだけでな
い、スラム街の別な一面を知る良いきっかけになりました。私たちは少なくとも、明
日の家や食事、身の安全を心配することなく生活することができますが、スラムの人
たちはその日生活することで精一杯だということを聞いて、自分たちがとても恵まれ
ていることを改めて実感することができました。
◎今までに何度もスラム街のことや、ストリートチルドレンの話は聞いてきましたが、
今回、実際にスラム街に住んでその中で撮った写真を見て、私からすると、どうして
も幸せに暮らしていくことはできないと考えてしまうスラム街での暮らしでも、みん
なとても素敵な笑顔で写っていて、反対に、施設に連れていかれてしまったストリー
トチルドレンの人たちはとても曇った表情をしていて、こんなに写真1枚の表情に現
れるものなのだと思いました。
スラム街の中でも、自分自身で勉強したいという気持ちを持って、他の何がなくなっ
ても勉強したいと思っている子どももいて、今、勉強を普通にできる環境にいるのだ
から、できることには挑戦していかなければならないと感じました。
◎早川さんのお話はとても興味深くて感動しました。たくさんの写真を見られて、一
番印象を残っているのはこともたちの笑顔、こんな貧困な生活、そしてお金を稼ぐた
めに暴力や売春などもあるし、なんでそんないっぱい、溢れそうな笑顔をするなと思
いました。
ケニア、アフリカについてもっと多く知りたいです。
◎写真に写っている人々がみさなん、笑顔だったことがとても印象的でした。
もちろん、現実には多くの課題があるにも関わらず、それでも前向きに生きていこう
とするアフリカの人々に勇気と感動を得ました。早川さんのお話も、面白おかしい部
分もある一方で、とても為になる部分や考えさせられる部分もありました。今後先、
アフリカは世界の注目をより浴びていくようになるそうです。
この授業を通して、少しでも現地の人々のことを知っていきたいです。
◎今回、早川さんのお話しを聞くことができたことをとても嬉しく思いました。
ケニアについてはテレビやインターネットでの知識しかなく、近年では先進国からの
期待を背負っている発展途上国というイメージが強い国でした。今回のスラムのお話
を聞き、発展に関わる裏と表の世界を詳しく知ることができました。
スラムという街で毎日を懸命に美しく生きる方たちは本当に輝かしい人なのだと思
います。神様がついているという言葉が心に残り、その時、マザー・テレサの言葉を
思い出しました。「愛に飢えている」彼女が東京を訪れた際に、ホームレスの方を見
て言った言葉だったと思います。このスラムに生きる人には綺麗な洋服もきちんとし
た食事や住居も保証されていませんが、彼らには、愛があると感じました。周りの環
境に飲み込まれ、他人を気遣うことを忘れがちなわたし達の社会には忘れ去られた愛
が存在していると思いました。
◎国に認められていない町があるということが、そもそも日本では考えられないこと
だな、と思いました。となりには発展した都市があるのにそのすぐ隣に、貧しく食べ
るものすら満足に得られないような場所があるということが、悲しく信じられません
でした。しかし、早川さんの写真を見せていただくと、そこに写っているキベラスラ
ムの人たちはみんな笑顔で楽しそうに見えました。私は、ずっと日本の中で生きてき
たので、キベラスラムのような貧しい国が世界にはたくさんあると知っていただけで、
その環境の中で生きる人がどのような人生を送っていてどのような想いを抱えている
かわかっていませんでした。貧しくて苦しいことがあっても、いいことはあるし、楽
しく生きることも、夢を抱くこともできる、そんな強く明るく現実に立ち向かってい
る人々の事を聞けて、本当に良かったです。
◎早川さんのお話を聞いて、どんな環境でも手を差し伸べる人が存在していて助け合っ
て生きていることにとても感動しました。そして必死に生きている人のきらめきとい
うのは胸に響くものがあり、世界って色んな人々がいて本当に広いんだなと思いまし
た。今回のお話を自分のこれからの生活に生かせるようにしたいと思います。
◎私はスラム街についてなんとなくしか知らなかったので、今回早川さんから様々な
お話を聞いてとても勉強になりました。ケニアの首都のナイロビは写真で見る限りは
発展している場所に見えました。そこから少ししか行かないところに掘立小屋の長屋
がぎっしり立ち並んでいるスラム街の様子をみると、都会との貧富の差に驚きました。
日本に住んでいる私たちはあまり貧富の差を感じたことがないけれど、国によっては
貧富の差が激しくでているところもあるということを改めて認識できました。今日食
べるものがあるかわからない毎日を送っているスラム街に住む人々の写真をいくつか
見て、子どもも大人も関係なくみんな笑顔でいるということが印象に残りました。笑
顔を絶やさず、お互い助け合いながら生きているということはすごいと思いました。
私はより一層、ケニアをはじめアフリカについて興味がわきました。
◎ 今回は早川さんのとても貴重なお話を聴くことが出来ました。テレビの映像など
で何度か「スラム」というものを見たことはありましたが、その場所の本当の現状や、
原因をきちんと見ていなかったと痛感しました。今まで、私の中のスラムのイメージ
は、違法な場所だということもあり、もっと暗くて貧しいイメージしか持っていませ
んでした。しかし、早川さんのお話の中で、特にババジョローさんやオゲンボさんの
お話を聞いて、貧しくて、私たちが想像もできないほど苦しくて、危険と隣り合わせ
であるのに、こんなにも明るく生命力に溢れた人たちがたくさん暮らしているのかと
いうことに驚くと同時に、juakali の心を持った人たちのパワーに、私はとてもショッ
クを受けました。読み書きが出来ない彼らは都市部へ行っても仕事に就くことも出来
ず、でもそれは、富裕層の人たちからすれば、読み書きできない彼らが悪いという悪
循環へと繋がっているのではないかと思いました。大都会の隣にあるキベラスラムは、
その存在そのものが大きなパワーを持っていると感じるし、しかし、きちんとその中
味も知ることがとても重要だと思いました。
◎早川千晶さんのケニアの話は自分が知らない話でした。普通、人々は旅行に行くと
有名な場所、有名な食べ物等に興味を持つはずなのに、ケニアのスラム街に興味を持
つって不思議でした。そして、その話には人々の涙や笑顔がありました。貧しい人と
一緒に住む事・・・誰にも出来る事を誰もしない事となり、それを実現した事が凄かっ
たです。
しかし、私はこんな事も思いました。日本にも、アメリカにも、韓国にも貧しい人
はいるのではっと思いました。自分は確かにケニアや他のアフリカまで行って人々に
笑顔を希望をあげる事は出来ません。しかし、自分の周りにいる人々に笑顔を、希望
を与える事はいくらでも可能ではないかと思いました。
◎早川さんのお話、とても興味深く聞きました。スラム街の成り立ちから、現状、思
いなどを熱く語っていただき、聞いている私も、つられて涙目になりそうでした。私
が生まれるより前からケニアで暮らし、国の良いところではなく悪いところにこそ目
を向け、寄り添って生きていくということは、私には到底できそうにないと感じまし
た。スラムでは生きるのが大変で、アルコール中毒や売春、暴力など多くの問題がふ
くざつに絡み合っていることはなんとなく知ってはいましたが、その中でも力強く生
きている姿がとても目に焼き付きました。
◎私はタイのスラム街に大学1年生の時にスタディーツアーで行きました。その様子
はケニアのスラム街と似ていました。ただ、タイには幼稚園があり、いきなり強制撤
去するというようなありませんでした。写真を見ながらあの時私が見たあの光景を思
い出しました。私は子どもを見かけると『将来何になるの』と必ず聞きます。何を考
えて生きているのか、将来のことをどのように想像しているのか気になるからです。
医者・教師・パイロットなど様々な夢を子どもたちは語りました。私は今まで夢があ
りませんでした。でも、子どもたちの夢を語る姿を見て、『叶えてあげたい』と思う
ようになりました。私は国際協力隊になることが将来の夢です。早川さんのように寄
り添い合い、家族と思えるそんな国際人になりたいと思いました。
◎今日のお話は私のとても興味のある分野でした。ほんとうに目をきらきらさせなが
ら早川さんがお話される言葉、そして体験からケニアという国に行っていろいろなも
のを感じたいと思いました。ケニアのスラムで暮らす人々が自分たちの状況を悲観せ
ず、出来ることを自分たちで考えて行っている姿を見て、スラム=何もなく人々が暮
らしているというイメージが大きく変わりました。今回のお話はとても貴重なもので
した。早川さんにはこれからも素敵な活動を続けていっていただきたいです。
◎早川さんのお話はリアルな感覚を感じるもので、とても貴重なお話でした。ケニア
のスラム街には貧困・病気をはじめとする、多くの問題があり、人々の苦しい生活に
は私たち先進国の圧力も少なからず関わっていることに気付き、複雑な気持ちになり
ました。たくさんの資源に恵まれた土地を開発するために家を壊していくのは、世界・
国家のためには将来有益になりうるのかもしれませんが、では、個人の1人1人の気持
ちはどうなるのでしょうか。飢えの空腹を紛らわすためにシンナーを吸うチョコラ―
の若者たち、小銭を貰うために体を売る少女たち…。しかし、アフリカ人の多くが、
たくさん辛いことがあるのにも関わらず毎日に生きる喜びや感謝の思いを大切してい
ることを知り、私も彼らの生き方を見習いたいと思いました。そしてもっと彼らのこ
とを学び、彼らの笑顔を見たいと思いました。
◎今回のお話の中で一番印象に残った話は、早川さんの友人が質素な暮らしをしてい
る理由でした。日本をはじめとして先進国では、良い暮らしをすることが幸福である
という指標の一つですが、早川さんの友人は自分の暮らしよりも息子が学校に行くこ
とを幸福と感じ、自分の人生を使って息子の人生により多くの選択肢を与えているこ
とに感動しました。他にもスラム街のすぐ横にゴルフ場がある写真も考えさせられる
ものがありました。私がフィリピンを訪れた際も貧民街のすぐ横に立派なデパートや
ビルが立ち並ぶ場所があり、とても不思議な光景だと持ったのを思い出しました。そ
のような現状を解決できるような知識を身につけられたらと思います。
◎早川さんのお話を聞き、日本とケニアと経済状況や社会の成り方は違うけど、社会
的格差の状況や、差別などは一緒だなと感じました。「どうしてケニアはこんなにも
貧しくて、人々は無関心なんだろうか」と思ったのですが、日本でもホームレスの方々
や、生活保護を受けている人、孤独死などケニアの問題に負けない問題が多くあるな
と気付きました。ケニアの話を聞いて、自分の身の回りや日本の社会のこと、そして
世界のことを考える機会になりました。
◎私は去年大学のスタディーツアーでタイに行きました。そのときにスラム街に行き、
幼稚園にも行ったのですがそのときの子供たちの笑顔を私は今でも覚えています。私
はこのスタディーツアーに行くまでスラム街に対してあまり良いイメージを抱いてい
ませんでした。頭に浮かぶのはネガティブなものばかりでした。けれどスタディーツ
アーに参加して「ネガティブ」な印象が、「ポジティブ」な印象に変わりました。そ
れは早川さんがおっしゃられていたように、どんな状況でも明るく笑顔で生きようと
する人たちがたくさんいて、彼らが今を一生懸命生きようとする姿を見たからです。
スラム街の問題はまだまだたくさんありますが、私はスラム街をより生活しやすい
環境にするために何か協力出来る人間になりたいと思います。
◎ 今回はとても貴重なお話を聞くことができたと思っています。スラム街の様子は
テレビや本などで見聞きしたことがありました。しかし、スラム街で生きる人々の話
はあまり聞いたことはありませんでした。講話を聴いていて、ケニアの人々は本当に
生き生きとその日を生き抜いていて、スラムの命の勢いを感じることができました。
また、ハランベーは本当に温かい制度だと思いました。
子供たちが学校に行きたい!と思うのは、未来への希望やいい世の中を作りたい、
自分たちが世界を変えていくなどの理由があり、スラムの子供を私も見習わなければ
ならないと思いました。
◎早川さんのお話を聞いて。私は中学生のころからアフリカの貧困問題にとても興味
があり、高校では国際関係の学部に入ってアフリカに行こうと考えていました。テレ
ビの中で苦しい生活をする、スラム街の痩せた子どもたちや、親を亡くした子どもた
ちに対して可哀想だという気持ちが強くあったからです。今回、スラムでお仕事をさ
れている早川さんから直接にお話をお聴きして、わたしはアフリカに対して、スラム
に生きる人々に対して、ネガティブなイメージしか持っていなかったなと思いました。
この出会いを機に、アフリカの文化を知り、感じてリアルなアフリカを見つけたいと
考えています。
◎アフリカの暗い面と明るい面を同時に見ることが出来る授業でした。
新聞やメディアでしか分かることができなかった話を早川さんに直接に聞いてよかっ
たです。
自分がどんなに苦しくても希望を持って生きていくケニアの人たちに今の私に大き
い刺激をくれました。
◎早川さんの貴重なお話を聞くことが出来てほんとによかったです。スラムがどんな
状況なのかということの知識は少しありましたが、実際にそこに住んでいる方から直
接お話しを聞くことが出来て自分が知っていたのはごく一部だけだったということに
気づかされました。私の想像以上にスラムの人たちは大変な状況にあるのにも関わら
ず、いつも笑顔で夢や希望を持って生活しているということにとても感銘を受けまし
た。私が悩んだり気にしていることはとても小さなことのように感じました。もっと
もっとアフリカのことを知りたいです。
◎アフリカのことを聞いて、いつも考えることがある。本当の豊かさとは?という問
いかけに対して私は、心の豊かさはもちろん、人間としての誇りや喜びを感じられる
ことこそ、本当の意味の豊かさを見出せるのではないかということだ。私は何のため
に、誰のために生きているのだろうか。まさにその問いの原点となる場所とも言える
アフリカの地には、先人から受け継がれてきた生きるための知恵や生きる喜び、人々
の交流のまばゆい光が飛び交っているように思えた。一方でアフリカの影とも言える
面からは目を背けずにはいられない。生きる喜びを分かち合う人々がいる一方で生き
ていることを忘れようとする若者たちの姿。アフリカは今どんな姿をしているのだろ
うか。世界は今どんな形をしているのだろうか。何を光に、何を希望にその歩を進め
られようか。早川さんがおっしゃっていたように、私たちはこれからの地球の在り方
を考えなければならない。ある言葉一言にくくってしまえばそれは容易なことだ。し
かし故郷は違えど同じ地に足を据える私たち人類である。そんな友人たちの真実を伝
えていくことで訴える何かを与えられることができたら、世界はいつか丸い円を描く
ことができるのではないだろうか。そんな気持ちを思い起こさせることができ、早川
さんからの真実に感謝したい。
◎今回早川さんの話を聞いて、辛い状況の子供たちが安心して救いを求めて来れる学
校を作っていることに、とてもすごいなと思いました。スラム街の中のことまで、私
は知りませんでしたが早川さんの話で少しでも現状を知ることが出来て本当に良かっ
たです。私は、早川さんがケニアで会った男性(壁がないけど必ずドアの鍵を開けて
部屋に入れてくれる)の話が心に残っています。貧乏で生活は苦しくても、家族のた
めにという希望と子供を学校に行かせるという目的のために働いてて、すごく感動し
ました。話が聞けて本当に良かったです。
◎早川さんのお話を聞きながらスライドを見ていると、つらい現状にあるにも関わら
ず、笑顔で夢を持ち、それに向かって頑張っている姿が印象的でした。現地の写真を
みていると、スタディーツアーで行ったタイのホイプム村のことを思い出しました。
過酷な生活の中でも、自分たちの生まれ住んでいる場所をいつまでも大切にしたいと
いう思いはどの国の人も変わらないなと感じました。
◎ケニアのスラム街の現状にはとても驚かされました。日本ではありえないようなこ
とがケニアでは行われているということはとてもショックでした。そんな自分が日本
において出来ることはなんだろうかとも考えさせられました。自分も早川さんのよう
に何か行動に移したい。
◎スラムについて知っているつもりでいましたが、今回、早川さんのお話を伺って、
スラムがどんな場所なのか、私は何も知らなかったのだと気が付きました。スラムで
生きている人々の生活状況や思い、そして何より「学校」というものに対してどのよ
うに考えているのかを考えたことがありませんでした。私は、正直早川さんのお話を
聞くことで、恵まれていることと幸せであることの関係がよくわからなくなりました。
◎早川さんのお話を聞いて、アフリカ社会の陰とようを断片的に感じることができま
した。harambeeという笑顔で助け合うという精神はとても温かみがあっていいなと思
いましたが、一方嫌なことがあっても、避けて通れずに、共生しなければならないと
いう自らの力ではどうにもならず、無力感に苛まれたりするのだろうと講義を聞きな
がら思いました。子どもたちの表情を見て「一生懸命生きる」っていうことを感じ取
ることができました。
◎はじめの写真にあったナイロビは、高層ビルも建っておりとても発展しているよう
でした。しかしスラム街にある住居は、開発のために強制撤去されることもあり、一
概に発展が良いことであるとは言えないのだと知りました。発展の影に様々な問題が
隠れていて、一見発展しているように見えても裏で苦しむ人がいることを覚えておき
たいと思います。
◎早川さんのとても貴重なお話を聞くことが出来て、良かったです。たくさんの写真
と実体験をもとにさまざまなお話をしてくださり、本当に有意義な時間でした。特に
印象的だったことは、壁も取れているような家に住んでいる男性が故郷にいるお母さ
んと息子のために出稼ぎに出ている話でした。親子が離れて暮らすのは辛いことだし、
働いているのは大変だし、すごいなと思いました。その話を聞いて思わず涙が出てし
まいました。そして、早川さんが発言を後悔したとおっしゃっていて、アフリカでい
ろいろな経験をされている早川さんですら、そのようなことがあるのだなと思いまし
た。あまり経験がないと間違ったことや失敗も多いのだろうなと思います。いろいろ
な経験をして、学んでいくのだなと思います。
◎早川さんのお話、大変楽しく聴講させていただきました。
スラム街の子供たちがお金を稼ぐために暴力や売春、レイプの被害にあっているこ
とや、危険な街中をさまよい蔑んだ言葉の暴力を受けながらもごみの中から食料を探
して生きていることはテレビやネット、文献などで聞いたことがあり、かわいそうだ
な、助けたいなと思うことはありましたが、どこか遠い世界の話に思えてあまり深く
考えたことはありませんでした。っしかし今回早川さんを通してスラムの子供たちの
実態を知り、私たちが認識しているよりももっと残酷で悲しい人生を強いられている
現状があるということにとても胸が痛くなりました。同時にこの問題は私たちにとっ
ても身近なものであり、私たちが当たり前にしていることが、多くの貧しい人々や子
供たちを苦しめているのではないかと怖くもなりました。底辺という言葉自体差別用
語だとは思いますが、豊かな暮らしをしている私たちこそ、貧しい生活を強いられて
いる人々に真っ先に手を差し伸べなくてはならないと思いました。
また、そんな状況の中でも活気に満ち溢れ、笑顔を咲かせているスラム街の人々の
強さに感銘を受けました。思いやりに満ちた彼らを救うために、小さなことでも自分
にできることを見つけ、行動していこうと思います。
◎早川さんのお話はとても興味深くて感動しました。スラム街という言葉は知ってい
ましたが、実際の写真などは見たことがありませんでした。今日の講義で、自分たち
が今いかに幸せかというのを改めて感じました。早川さん、ありがとうございました。
◎早川さんのお話は今までにないとても貴重なものだと感じました。今までスラムに
ついて知る機会がありませんでしたが今回実際お話を聞いて、スラムはただの人々の
集まりではなく、様々な社会問題を抱え人々がそれらに向き合って共に生活をしてい
る奥が深いものであるということが分かりました。早川さんはそんな人々の傍でどん
なことも「自分たちの問題」として向き合っていると感じました。
◎早川さんにケニアのスラムでの話をして頂いて、実際にそこで生活しているからこ
そできる話なのだろうと思いました。アフリカの村での生活は話を聞いたり、テレビ
でも見たことがあったけど、スラム街のことはあまり知らなかったので衝撃的でした。
首都のナイロビはあんなに都会なのに、すぐちかくに大きなスラム街があり、国から
認められていないから強制撤去などもあり、大変な生活を送っている人たちもいると
いうことを知ることができました。また、それに屈せず、学校に行って自分たちが社
会を変えるといっている子供たちがいるということに感動しました。日本もケニアの
スラム街までではないけど、一部の人たちの利益のための社会のシステムになってい
るのではないかと思うことがあります。私もスラムで勉強して社会を変えたいと言っ
ていた子どもたちを見習わなければいかないと思いました。
◎環境問題やフィールドワークを通して、アフリカのお話を聞くことはありました。
しかし、早川さんのような実際に今アフリカで生活をしている人の話を聞くことは初
めてで、とても刺激のあるお話でした。スラムという言葉は知っていましたが、治安
も生活環境もあまり良くない等のマイナスのイメージしか持っていませんでした。で
すが、住んでいる方たちは苦労をたくさん背負って生活しているのにも関わらず、明
るく前向きな人たちで溢れていると聞き、また写真を通して目で見てこちらまで笑顔
になるような力がありました。
◎スラム街については、テレビでみたことがあるだけで、あんな深くいろんなお話を
聞いたのは初めてでした。ゴルフ場と隣接したスラム街の写真が忘れられません。し
かし、自分が想像しているよりも、明るく生きている人がいてなんだか不思議な気持
ちになりました。きっとあの街は、生きるパワーでいっぱいだと思います。一度、現
地にいって肌で感じてみたいとおもいました。
◎早川さんがとにかくわかりやすく話をしたため、良かったです。ケニアでケニア人
の人と結婚し、そこで長年住んでいた勇気に感動しました。私は最初にどうして世界
でも最も治安がよくて住みやすい(物価は高いけどね)日本ではなく、最も貧しいケ
ニアを選択したか理解できなかったが、早川さんのプレゼンを通して、納得できまし
た。ケニアで生活に苦しんでいる人たちと子どもたちとの物質的、精神的のケアもす
る過程に向こう側から戻ってくる感動はその何倍もすることでやりがいがあることを
分かりました。これからもケニアの子どもたちに希望を与える「お母さん」として、
元気に過ごすようにお祈ります。(留学生)
◎今回は早川さんの講演でした。実際のケニアの状況を聞き、自分の知らない世界に
驚きともどかしさを感じました。早川さんもおっしゃっていたように、世界は豊かな
国もあれば、貧しい国もあり矛盾していると改めて実感しました。私たちは
当たり前のように学校に通うことが出来たけれど、ケニアの子どもたちが学校に行く
ことが大きな目標であり、学校に行って勉強して自分たちの力で世界を変えたいと考
えているという話を聞いて、何とも言えない気持ちになりました。また、チョコラー
と呼ばれている子ども達は、お腹が空いてシンナーに手を出してしまうという話があ
り、世界には自分の知らない状況が多くあると思いました。私たちにまずできること
は、多くの状況を知ろうとすることではないかと思いました。
◎早川さんの講演、本当に感動しました。話の中でスラム街のことが記憶に浮かびま
す。スラムはニュースとかでよく見かけますが、具体的に知らなかったです。その人
たちはどんな生活をしているか気になりましたが、写真とか見られてよかったです。
写真の中の子供の笑顔は忘れなれません。貧困で大変な生活をする中でも笑顔を忘れ
ず、前向きに暮らしているのが感動を受けました。素敵な講演を聞くことができ、あ
りがとうございました。
◎ぜひキベラスラムを訪問したいと思いました。困難な状況の中でも前を向いて生き
ていらっしゃる方が大勢いるのですね。日本人ならただ嘆くことしかできないような
気がします。写真を通してでも、彼らの生命力を感じました。
その後の交流会もとても楽しかったです。歌ったり、踊ったり、アフリカを身近に
感じられる時間でした。アフリカンミュージックにもっと触れてみたいと思いました。
◎テレビでも、ケニアや他の国々のスラム街をテーマにした番組は何度か観たことが
あります。しかし、それらの番組はスラム街に住んでいる人たちがどんなに貧しいか、
どんなに苦しい生活をしているか、どんなに救われないかという点をクローズアップ
するばかりで、今回の早川さんの写真のような笑顔の人たちはほとんど映っていませ
んでした。テレビ番組もひとつの事実を見せてはくれますが、早川さんのお話から伝
わってくる事実に、ただそれらの番組を見て胸を痛めている私たちに「視点の違い」
という刃を突き付けられているように感じました。
公立大学法人 山口県立大学
アフリカ社会文化論授業 担当
教授 安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
〒753-8502 山口市桜畠3丁目2番地1号
山口県立大学国際文化学部